リハビリとトレーニングの間(はざま)で

87パーセントはフィクションだと思ってください

書かないことについて

「あらいさんってなんでブログ書くのに『女の子とセックスしたい』とか書かないんですか?」と聞かれたことがあった。僕はもちろん驚いて、持っていたビールのグラスがガタガタと震えた。驚いた理由は聞いてきたのが女の子だったからではない。この子の中で…

ビールと平昌オリンピック 

男の作法 (新潮文庫) 作者: 池波正太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1984/11/27 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 63回 この商品を含むブログ (101件) を見る カールスバーグ クラブボトル 国産 330ml×24本(Amazon.co.jp販売商品のみオリジナル栓抜…

閑話休題(東京ラブストーリー)

BSで「東京ラブストーリー」がやってる。1日で全話放送という快挙。見ない理由はありません。 1991年のこの作品を、また主題歌になっている小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」を、ヒロイン(?)の鈴木保奈美が石橋貴明の配偶者であることをなぜ私は…

「マラソンの話」 ① 

やがて哀しき外国語 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/02/14 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (115件) を見る 掲題しておいて「マラソンの話」というのはあまりに言葉足らずだ。あえてその…

「死ぬまでパイナップルしか食べられないとしたら」

小学生の頃、シロップ漬けになった果物の缶詰が好きだった。たまに母親が買ってきて、母、妹、私の三人で分けて食べた。ときどきロールケーキだったこともあった。三人で分けた。誕生日やクリスマスにはケーキを分けて食べた。どの場面においても僕はいつも…

少年が大人になる日 ②

昼の12時に目を覚ました僕は文字通り飛び起きた。待ち合わせが13時半だったからだ。急いで熱いシャワーを浴び、薄く生えた髭を剃った。重い頭で昨日起こったことを一つずつ思い出そうとすると、ひどく気分が悪くなった。イメージの中では女の子が僕のことを…

よく喋る日だ

★こないだの大雪の日、18時を過ぎた頃に「渋谷 井の頭線」と検索した。画像がたくさん出てきて見てみると、そこには地下鉄とJR線から乗り換える人で、文字どおりごった返していた。時代は便利だな、と感じるのと同時に、撮ってる人は頭が愉快だな、と思った…

少年が大人になる日 ①

★上司の取材同行のために目黒区の方面に行った。対象者はガンを克服したランナー。ガン克服後、教鞭を執っていた金沢から東京へ移住し、今は歯科医を勤めている。明朗快活で表情が非常に豊かな方だった。 ガンに関する取材は今回が2度目。既に乗り越えし大…

2冊の本とグレーのスニーカー

ターミナル駅まで見送った。手をひらひらと揺らし、下を向いてから見直すうちに人混みに紛れてしまいどれがどれだか分からなくなった。 私たちはお昼にうどんを食べ、古本屋を一瞥し、こじんまりとした駅に入った。ホームにたどり着きどちらの方向に目をやっ…

「また来ますんで。」

大粒の雪がいそがしい街を覆った。雪は人を惑わせた。文字通り、戸惑う僕はいつもなら乗らないバスに乗り、帰り道とは真反対の方向へ動いた。ボクらはオムライスがうまそうな店に入り、ホットワインと冷たいワインとで乾杯をした。外はまだ雪が降り続いてい…

「名前」について

この間、縁あって27歳女性に話を聞く機会を得た。新宿の喫茶店に行った。外にいる間、目印に帽子をかぶってますと言っており、結果店の中で待ってもらうことになったのだが、店内でもずっと帽子をかぶっていた。 彼女は都内に勤務していて、髪は茶色く、柔…

◎母親が子どもに「死にたい」と言うことについて

NHKの特番をみた。 ★きのうは阪神・淡路大震災が起こった日らしい。「らしい」というのは、私自身が阪神・淡路大震災というできごとをよく知っていなくて、また日にちさえも何日と言い切ることが出来ない(1月というところまで覚えているのだが)。そもそも…

「時間がない」ことについて

★本を読んだり、美味しいお酒を飲んだり、走ったり、、、おもに趣味に対して時間を注ぐ時、私たちは「時間がなくてできない」といいますね。確かにわかる。私は、「時間がない」はつまり「余裕がない」ということだと思うんです。もしかすると物理的に「時間…

★Untitled

★駅までは3キロほどの道のりがあったが、僕は歩くことを選んだ。選んだというよりも、選ばざるを得ない状況に置かれた。また「置かれた」というより、文字通り路上に放りだされた。 ぽつんと佇んで数秒後には大きな駅を目がけて歩を進めていた。どうしようも…

髪を切りました

髪を切りました。私は相変わらず生きているので、爪や髪がよく伸びます。この頃はよく走っているので体重は減りますが、その分筋肉もつきました。学生の頃には買えなかった価格、冊数の本を一度に買って、コーヒーやビールを飲み、ピザを頬張り、また雨に打…

引っ越した

引っ越した。さいたまを捨てた。嫌いだったわけじゃない、ただ私にとっては不便だった。こちらは東京、世田谷。「閑静な住宅街」 感はあまり変わらない。ところが、駅徒歩というのが違う。2分だ。前は15分だった。全く違う。この差は大きい・・・。アパー…

「やり残した事があると思う日は、よく眠れない」

いつだったか、インターネットで読んだ事がある。今日いちにちを十分やりきれないとよく眠れない、という。眠れない人は何かを抱えている。おんぶに抱っこに、足に腕に鎖をつけている。 どこかに引き摺り込まれてしまわないように、必死にその場に留まろうと…

いま、タイトルをつけられない

きのう、「流行と消費とジレンマ」だなんてどうしてそんなタイトルをつけたのかわからない。でも昨日書いた内容はそのままになった。今朝の道、誰かが書いた脚本通りに事が進んだ。「信号のない、死角がある交差点」で僕はきれいにぶつかった。いった事がそ…

流行と消費のジレンマ

アップル・ミュージックに魂を売って*1から、僕のプライベート・タイムのクオリティは格段と上がった。理由といえばたくさん聴ける。それだけかもしれない。でもまず間違いなく他社のものとは違う。アワやスポティファイなんかも期間限定で使ってみたけれど…

踊った(冷めても美味しいスープは嘘だ)

私の聴く音楽は確かに音が大きすぎる。インナーイヤー型でもカナル型でも、つけてしまったら周りの音はほとんど聴こえなくなってしまう。よく言えば没頭的、悪く言えば閉鎖的・・・。 ウオークマンを与えられた中学生の頃から一貫してそうだった。たとえば僕…

走った

ある日のトレーニング終わりのこと。イソノと一緒にクールダウンをした。彼はニヤニヤしていて何か言いたそうだった。僕たちは芝生へ行き、成りゆきでジョグをした。 アライさん、一流アスリートの(クールダウンの)ジョグはお尻からかかとまでまっすぐにし…

「アオイちゃん」と高3の夏

高校三年の夏、ちょっとだけ奇妙な体験をした。怖いといえば怖いけど、いま思えばふしぎと嫌な思い出として記憶していない。 それは全国高校総体(通称:インターハイ)を1ヶ月後に控えていた時期のことだったと思う。当時僕は、ここではない別の場所でブロ…

ワイン

汚れたワイシャツを着続けるというのはとても苦痛なことなんだと気づいた。タイヤの跡、ワインのしみ、皮脂汚れ。どれもこれもどこでつけたのか、よく覚えていない。 いいや、ワインだけは覚えている。先月、専務の歓迎会で、上司にあけろと命ぜられ、私は足…

隣の女に関する冗談

僕は土曜の昼下がりに、どこにでもあるようなカフェの一角で一息ついていた。僕が座って5分後くらいで、隣にすらっとした女性が入ってきた。特に意味もなく僕はその女性のほうに顔を向け、どのような顔をしているか見てみた。同時にその女性もこちらを向き、…

コーヒー・ブラック

コーヒーはよくかき混ぜられなければならない、と常々僕は思っている。でも?だからこそ?僕は混ぜてしまった。混ぜてしまったというのは意味そのままで、混ぜられるべきでないものを僕の手によって混ぜてしまったのだ。ぐるぐるとかき混ぜてしまったのだ。 …

ありありと思い出すことができる風景が喪われるかなしさを

9月は僕が1つ歳をとった月だった。この誕生日はとても楽しくまた哀しくもあり、よく晴れた1日だった。20人から誕生日に関するメッセージを受け取り、2人からプレゼントをもらった。1年前を思い返してみると、僕がこの会社に入社することが許された時期だった…

酒と愚痴とそれ

学生の頃はそれなり、社会人になってからなかなか、ビールを飲んでいる。初めっから好きなわけじゃなかった。はじめは、なんでこんなに苦いんだ!って叫びそうなくらい苦くて、とてもじゃないけれど「喉ごし」なんて感じる余裕はなかった。しかしそのうち「…

雨の日に

だめだ。なんも書けやしない。4つ思いついて、その4つとも埋もれちまった。 * * * 昨日、職場の人とランニングイベントに出て、そのダメージが思っていたものよりもはるか上を行っていて、今日一日を途轍もなく自堕落な生活にしてしまったわけだけど、…

「会いたい」っていわれる資格はない

「会いたい」にはいろんな種類がある。例えばテレビの中でしか見れないようなスターだったり、スターとまではいかなくても一部の人間には著名な人物だったり。あるいは人物でさえないかもしれない。話題の動物やら人気なスポットに数えられるオブジェについ…

スーツ

あれだけ嫌がっていたスーツに対して心許せるようになったのは、それはすこしでも余裕を持てるようになったからかもしれない。以前まではピシッと決まったスーツを見ただけでも、いやらしくどぎまぎした。冷や汗が出たりした。息が上がって、話したいことを…