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コメントを受けて

真っ赤なルージュの女がいた - ただの記録でしかない、 村上さんはかつてヘビースモーカーであった自分と決別し、ひいては自分の持っていたバーも手放して、ランナー(トライアスロンの競技者)になり、職業的小説家として成り上がってきた。 いぜん、読書会…

真っ赤なルージュの女がいた

ところで…あなたはいつから走っていたの?いつ屋根のないところに出たの?丑三つ時。 丑三つ時なんて言葉はいまどき誰も使わないわ。それじゃあ、新聞の配達が始まる頃。 だから、ずぶ濡れなのね?そうだろうね、きっと。 きっとってどういうこと? 僕の中で…

サクセスストーリーのゆくえ

通勤電車、満員電車、いつ何時も気を抜けず、気を抜いたらその瞬間訴えられかねない。ドラマのような、映画のような、ワイドショーの中のみっともないニュースのような出来事は本当に起こりうるんです。ええ。私はね、とにかく上を向いていて、「あなた」に…

カルテッーーーーーーーーーート!

僕は別に「ビジネスのために新聞を読んでいるのではない」。ビジネスに読もうが趣味で読もうが、暇つぶしに読もうが関係ないと思うんだけど、どうしてそう、何もかも押し付けるんだい?それが40年前にあたらしい社会を作り上げてきた君らの悪いところだ。 他…

真夜中のドアと母の日ありがとう

Matsubara Mikiの真夜中のドア、なんていい歌だろう。 ファンクと聞くと黒い肌の人たちが腹や胸を大きく膨らませたり凹ませたりして、声色高らかに歌うイメージがあった。確かにあいつらには敵わない。どうやっても。 でもここでそんなのは関係ない。私の国…

わからないことを誰に聞けばいいかを見極めること

林先生は「仕事原論」で、若いうちは金を(多少荒くてもいいから)めいっぱい使え、といった。いい歳になって品のない使い方はみすぼらしいからだという。金の使い方は訓練と教養がいるらしい。それが無いと、成金のような、金太郎飴みたいに同じような、見た…

山形県 山形市 石田ゆり子町

バックミラーをのぞくとそこに石田ゆり子が写っていた。肌は白く、緩やかにウェーブした茶色い髪はよく似合う。白いブラウスは、シワ一つついていないように見え、清潔感をあたえた。とても綺麗だった。引き続き私は車を走らせた。バックミラーから分かった…

胸、イズノット・ポータブル、機能的な駅

僕の書く文章は特に読みにくい。脈絡がなく、なんの予告もなしに場面は切り替わるので、前後の文章の関係がとても読み取りにくい。これじゃあ国語の評定は晩年3であるに決まってる。たとえば誰かの小説だと、その脈絡のなさが会話文や、主人公の背景、思想な…

世間って狭いもんですねえ

都内で電車で乗っている時に一度、音を録ったことがあった。それは、目の前に気になる会話があったからではなく、とはいえ有名人がいたわけでもなかった。ただ、いつも聴き慣れている音を、自分の部屋で聴いてみたらどんな気分になるのか、気になった。心地…

春はとっくに過ぎました

今日ぐらいは好きなことを書く 「隈」 毎日、パソコンに向かっています。ここさいきん、調査だったり課題やらに追われていて少し疲れました。課されたテーマに対して、思ってもいないことや「それは無理だろ」というようなことを書いていると、自分がひどく…

買って満足する

この頃は、9時あたりからあやしくなって、10時ごろにぷっつり電源が切れます。閉店ガラガラってまぶたのシャッターが、、、満員電車から降りるとき、まず先に思い浮かぶのがコーラ。コカコーラをすぐ買います。あれは箱買いした方がいい。ところで土曜に自転…

オペラ セイグッドバイ

www.youtube.com 5冊ぐらいの本をザーッと読んでいて、いろんな角度から降りてくるインスピレーションをいっしんに受け止めた。ああ、なんだっけこの歌…。「say goodbye」ってフレーズしかわからん…。とか思いながらページをめくっていると、集中できなくな…

会社について

私がこの春から通う会社は、社長と編集長が夫婦で立てたものだ。お二方は現在も健在でいる。1975年に創立し、その翌年月刊『ランナーズ』を創刊した。スポーツ雑誌の出版社の中では、いわゆる老舗に数えられる。 月曜日、社長・編集長と新入社員で会食をした…

ペグシル と トレーニングメニュー

「競馬場でも行ったんか?」 「え?」 不意に聞かれて戸惑った。男は少し間を置いて、 「それつこてるやん。なんで持ってんの?」 「どうしてだろう。」 少し僕は考えて、誰かにもらいました。と答えた。 この簡易鉛筆の名まえ「ペグシル」って言うらしい。…

裸足でベランダに出ても悪くない季節になった

先月後輩に卒業祝いといって、万年筆をもらった。頻繁にメモしたり、字が汚いくせに何かと「書く」ことにこだわりがある私は、にもかかわらず万年筆のメーカーやブランドには疎くてあまり詳しくはなかった。そのまま開けずにいてもらってから三週間ほど経と…

じゃんけんをしよう

女は徐ろに「じゃんけんをしよう」と言った。奇遇なことに僕もじゃんけんをしたかったので、二つ返事でうなずいた。 「最初はグー、ジャンケンポウ。」彼女の掛け声は明らかに変だった。それでも僕は何も口出ししなかった。 ジャン・ケンポウ? 「君はチョキ…

無駄が愛されないということについて

「今日はよく晴れた一日だった」ということを朝と昼休みと夜空の情報からしか話すことができなくなった。食堂はビルの五階にあってそこは最上階である。三方向がガラス張りになっていて、北東には東京タワーとその向こうにスカイツリーがよく見える。懲りず…

「信号ってあんまり臭くないんですね」

文字で表現するのが難しい。「朝の1分」が惜しい。それでも表現することが何か意味があるものだと思って、とりあえず書き残しておこうと思った。(その理由を説明しようとしたら朝の時間だけでは事足りないのです。)・・・私はプールの出入り口狭いところに…

料理とは科学?

・・・手際も見た目も悪いが味はいいチンジャオロースで「料理は科学だ」と理屈を並べる湯川学(福山雅治)を黙らせた・・・ 内海薫(柴咲コウ)は湯川学の前で青椒肉絲を作ってみせた。引用の通り手際も見た目も悪かった。それは油でべちゃべちゃだった。湯…

引き出し・アンダーグラウンド・サラリーマンになること

もし誰かが私をモチーフにして表現する時、私はどう描かれるだろう? どれだけ自由に、思い出の抽斗を開けたり閉めたりできるか、ということをこのぐらいの歳になってやっとわかった。これは記憶力とかそういう問題ではない。なんというか、その、あれだ。 …

「気分が良くて何が悪い?」 What is so bad about feeling good?

時々イヤホンを耳に突っ込んで周りの音を遮断します。周りの世界を自分の身体から切り離します。東京の街中を歩いていると、少し口ずさんだくらいでは誰も振り向きません。みんなが勢いよく歩くから僕もそれにならって勢いよく歩く。そうやって大きなものの…

翌朝のあんパンを楽しみにして私はねむる

周りに合わせてるとかじゃなくて、あした(入社式)緊張しすぎて吐きそうだ。書類やら準備して早く寝よう。ここ数日楽しく書いてた文章を、いま思いっきり投下したかったけれど寝ます。もうひとつお知らせですが、私はこれまで通り変わらずここで文章を書き…

雪の壁と顔のない女

私は寝ていた。それはとても浅い眠りで、妙な感覚に襲われて目を覚ました。その場には前に付き合っていた彼女がいたにもかかわらず、私は誰だかわからない顔のない女性と交わることを考えていた。(というよりもその女性が私を求めており強くいざなおうとして…

酸味が強いと言うか、あんずのような味がした

転居先4日目。 私はいつまで、これから住むここを「転居先」と呼ぶだろうか。転居先の最寄りの駅から東京ではない方面に一つ行くと、これから住む地域に関する諸手続きができる区役所がある。 夕方5時前、私がそこを出た時、風向きは変わり気温はあたたか…

「イージー・ラヴァー」

さて、今日は好きなことを書くぞ! 70s〜80s 「イージー・ラヴァー」がリリースされたのは1984年。私の生まれる10年も前だった。この時代、私の母親はバリバリに働く20代だった。私は幼い頃、車や家で聴かされた歌のほとんどは80年前後のものだっ…

心のどこかでは「せいせいした」と思う自分がいたのかもしれない

卒業式を終えました。 どれだけ希っても叶わないことがたくさんあるのを知ることができた大学生活でした。心の中では何度も地団駄を踏んだこともありますし、いや、じっさい地団駄を踏んだことも多々あります。 何をしにここにやってきたのだろうと、考えも…

「エゴサ」と「雨田政彦」

www.sankei.com 村上さんの新著『騎士団長殺し』に「雨田政彦」という男が出てくる。 彼は、主人公の「私」と美大の頃からの付き合いでそこまで頻繁に登場するわけではないが、今回の物語が進行する上では(とりあえず)必要不可欠な存在である。 それで唐突…

インスタント・コーヒー

村上さんの作品には頻繁に「トランジスタラジオ」が出てくる。 読むたびに私は普通の「ラジオ」となにが違うのか気になっていた。だがその気がかりの正体は「ラジオ」という概念や想像するフォルムが定まっていないだけだった。そもそも「ラジオ」と聞くと正…

カーテンがあるかないか

私は、傘についての言及を昨日した。そしてことごとく今日の私は雨に濡れた。 就職先へ郵送で提出する書類を持って転居先のマンションを後にした。エントランスには宅配ボックスと郵便ボックスの二つがある。そのふたつは説明するまでもないが、あえて補足す…

宙ぶらりんになった傘。あるいは開かれることのなかった傘

僕はその頃、スニーカーの中の小石を不本意ながらも許し、歩き続けていた。砂利道を歩いたわけではないのに(というか今日いちにち、アスファルトしか踏みしめていなかったはずだ)私のスニーカーの中には、履いているあるじを少なくともよい気分にさせない…

ドアの向こう側に立つ人 

私はキリスト教に何もかも「無関係か」と言われると「そうではない」と答えるほかない。それなりに無縁な生活を送ってきたつもりだが、それはただ「宗教」を意識してこなかっただけであり、身も心もまったくもって関係を持たなかったわけではない。例えば「…

歩いて春へ向かう

私はそこをあてもなくただぶらぶらと歩くだけのつもりだった。それが今では二冊の本をにお金を払っている。なぜか。 テナントの前を横切るとそのテナントごとに種類も音量も様々な音楽が流されていて、通り過ぎるたびにそれはリミックスを早飛ばししながら聴…

松岡茉優がかわいすぎてつらい 【編集・及び更新あり】

この記事「松岡茉優がかわいすぎてつらい」は【編集・及び更新あり】となっています 私にとって松岡茉優はかわいすぎてつらいのだ。それ以上の言葉はいらないと思う。 一つ考えてみる。松岡茉優はトマトが好きだろうか。ちなみに私はトマトが好きだ。昔は嫌…

村上作品、途中経過

4月3日までの一日一日を確認するように、短く刻むように本を読んでいる。脇目も振らず本を読んでいる。村上春樹の『騎士団長殺し』だ。 この本、事前の予約はしていなかったがあっさりと購入することができた。その一巻めはとりあえず彼女と折半して買った…

懐古趣味

SHISHAMO の「明日も」、いい曲だね。 SHISHAMO「明日も」 「明日も」を聴いていると少し寂しい気分にさせられた。働いていけるのかな、って不安にもなった。気分的に引っ張り出されることを少し無理やりにでも書いておこうと思う。 部屋のものがどんどんと…

隠しごとをする

SHISHAMO「明日も」 【YouTube より転載】 よく晴れた日だった。 いつものように遅くもなく早くもない時間に起き、簡単な昼食を済ませ、その昼食の中には昨日母親から届いたみかんを添えた。添えたと言っても段ボールから引っ張り出し自分で皮をむいてその皮…

セレンディピティ

新聞の見開き一面に広告を載せるとしたら、その掲載料は一体いくらになるのか。昨年の今頃、学内の企業説明会に出た私はたまたま来てた日経新聞社のブースにかけこんだ。そこではじめの問いに戻る。 「新聞の見開き一面に広告を載せるとしたら、その掲載料は…

「ピクルス多めで」

私はヘビーユーザーというほどではないが、マクドナルドを良く使う。私が小さい頃から、親は「マックは美味しくない」し、「行く価値がない」みたいなことをよく口にしていた気がするが、それでもなんだかんだいって私をマクドナルドに連れていってくれた。…

電車の他人について

電車でめずらしく座れた時のことだ。わたしの前に座る人たちを見ていると、彼らは横一列に 本、スマホ、本、スマホ、本、スマホという具合に並んでいた。これにひとまず驚き彼らをしばらく観察していた。一つ気が付いた。彼らはみな、対象物(本、スマホ)に…

上司について

「お兄さん。どうですか、酒かスケべはどうですか」 「え、いやあ間に合っているんで。大丈夫です。」 「え、ほんとに間に合っちゃってんの?実は欲しいんじゃ ないですか」 「(やかましいなこいつ)」 よく腹の出た男は着ているスーツがパンパンになってい…

バスのメーター

雨粒のついたガラス越しにみえる信号のみどりがきれいでたまらない。浅草に光る妙なネオンも色っぽい。後方のスカイツリーはよく曇っていてみえない。アサヒビールの巨大なオブジェが何を表しているのか未だによくわからない。雨に濡れた道路が、たてものの…

夢における色と顔に関する考察

何種類かの夢を見た。あまり居心地はよくなくて、どちらかといえば気分が悪くなるようなものだった。ひとつは見知らぬ女子高生と駐車場を歩き回るものだった。彼女は徐に私の方を向き、あまり聞こえないような音量で電話番号を読み上げた。私はメモする暇も…

犬はやってこなかった

小さいころから何かに何かの跡がつくのが好きで、雪道に不必要なくらいの足跡を付けていた日々を思い出す。祖父母の家は俗にいう雪国の類なので、尋常でないくらいに雪は降り、雪は積もる。どっからやってくるのか不思議でたまらなかった。雨とはまた違うん…

わからないことはすばらしいこと

就職先に提出する就業前レポートがあと2回となった。そこの月刊誌を読み込んで指定のフォーマットにレポートを打ち込んでメールに添付。来月中旬までには住居の手続きを完了させて、所定の口座を開設し、誓約書などを郵送で提出する。一見して手間がかかるが…

私は何も書けないと思えば少しは書けるのかもしれない

ちょっと書いてみようと思った。ここ一週間何をしてたかと言ったら「物件探し」ぐらいしか出てこない私はもう少しで大学生を終える。みなそれを惜しむように旅行に出かける。「大学生は人生の夏休み」とはじめて表現した人は誰だろう。どうでもよいことだっ…

はとかみ

時々見る夢に、タオルドライする髪がゴシゴシ擦る手の力が強すぎてサラサラと抜け落ちていくとか、歯磨きも似たような感じで手の圧が強いからなのかホロホロと抜けて床に落ちてしまうんです。これ、どっちも抜ける表現を使うんですけど、一般的なある程度の…

『いかにもハイヒール』③ はじめまして

masa1751.hatenablog.com トイレに行きたくなったらその席を立とうと思った。 味のしないガムをいつまでも噛み続けるのには相応の忍耐力が必要だったし、そして僕はいま、何より味が長続きしなくていい安物のチューイング・ガムを噛み、熱く濃いコーヒーでそ…

『いかにもハイヒール』② 暗い路地

masa1751.hatenablog.com 財布の入ったポケットの反対側には身に覚えないタバコと金色のジッポライターが入っていた。私は全く吸わないのになぜだろう。酔った勢いでポケットに入れてしまったのか定かではなかった。彼のものだろうか。いいや彼はタバコを吸…

『いかにもハイヒール』① スプリング・コート 

「また飲もうぜ」 と彼は言った。彼はその後に何か続けようとしたがそれを遮って 「そうだね。近いうちまた連絡するね」 と私は返した。 「きっと当分会うこともないでしょうけど。」と内心思っていたのだが、それは口にしなかった。誰だってそんなこと口に…

「つーーーーーーー」

救急車のサイレンが鳴る。そのサイレンがよく聞こえる。 私の住むところの大学病院は割とおっきいのでよく救急車が走ります。サイレンをわんわんとどろかせて、非日常的に一時停止する車の列に逼迫した雰囲気を流れる。ガラス越しに見える隊員の顔は少し穏や…