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コロナを得て、酒がいらない/2022年2月9日(水)

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先週、コロナに罹りました。症状が治まって1週間がたった。書くか迷ったけれど備忘録として残しておきたい。「自分だけはかからないんだ」と出どころのしれない自信はもろくも崩れさり、はたして過信だったことがわかったけれど、もうここまでくるとしょうがない「選ばれたんだ」と思うしかない。

先週の月曜日。朝7時に凄く悪寒がしてめがさめた。発熱。会社を休んで発熱外来に電話。病院に行って検査に。タクシーの運転手には悪いと思ったけれど、2km歩く気力がなかったんだ。電子マネーに免じて許してほしい。鼻に綿棒突っ込まれてロビーで待つ。10分程度で結果が出る抗原検査では「陰性」と判断され、お薬をもらって帰宅。熱は薬で面白いほどに下がったけれど、筋肉痛と咳がひどく辛かった。それで、翌朝も同じような症状で、いちにちをやり過ごし。医者に言われたことを一つずつ思い出した。僕は扁桃腺が元からはれているので疲れが出ての「扁桃炎じゃないか?」と診断されたけれど、よくよく考えてみると食欲はあるし、そもそも喉がまったく痛くない。扁桃炎、あれは本当にやばくて、パンはおろか、ゼリー飲料でさえ痛いです、はい。鍋も雑炊もしっかり食べれたので、これはアレじゃない。ということで扁桃炎の線はあきらめ、水曜の朝、発熱外来に再度電話をかけた。もう一度検査を促されて病院へ。肺炎も疑われたけれど、7,000円(保険適用)払って、CTスキャンを浴びて、結果「肺はしっかり健康です」。「コロナの検査したいけど、でもうちじゃ検査結果出るのに1週間かかるんだよ」と(謎の)説明を受けて、また別の病院に回されて鼻に綿棒を突っ込んでもらった。あれもひどい。何度やってもなれないし、そもそも何度もやりたくない。ということで1日結果待ち。どきどき。翌日の午後、電話は1コール目でとると「あらいさん、陽性でした。つきましては保健所から明日の朝連絡がくるので(かくかくしかじか)。気が滅入ると思うけど、だいじょうぶ。治るから。お大事にね」。しっかりやさしく、しっかり淡白でした。というのも、木曜の時点で、発熱から4日目な訳ですが熱はもう出なかった。乾いた、固い咳がただ出るだけ。ちょっと頭はぼーっとするけれど、辛くはない。それで問題なのが寝つき。火水としっかり日中も寝たから、木曜はなかなか寝付けなかったんだ。薬は怖かったけれど、仕方なく睡眠のための薬をくっと飲んで、ベッドに横になった。20分くらいしてからか、脚がブルブル震えて、頭が妙にぽーっとした。文字通り痙攣というか、自由がきかない感じ。ああ、薬の飲みあわせが悪かったかなとおもって、起き上がろうとしても体がどうにも持ち上がらない。中2の時しょっちゅう起きた「金縛り」を思い出した。いやーつらいなーって思いながら、脚の震えをおさえようとしても悪寒みたいにガタガタいう。なんとか堪えながら目をつぶって(というか開けられずに)いると、ぱたっと弱まってそのすきにガバッと起き上がった。1時半くらいだったと思うけれど、成城石井で買った甘くないココアを片手に本を30分読んでたら急に眠くなってきた。まぶたがガラガラと落ちてきたから、そっとベッドに入って寝た。金曜の朝に血中酸素濃度を取るちゃっちな機械が保健所から送られてきて、毎朝ケータイ番号にSMSが来るので、そこで体温、濃度数値を入力と体調(5項目くらい)を選択して送信する。陽性と判断されてから7日間は自宅療養、10日たつまで報告をしたのち、それは同封された硬い紙のレターパックで送り返すんだそうだ。手のひら大の除菌用シートなんかまでつけられちゃって、ちゃんとしてますね。

そんなこんなで30日(日)からお酒を飲まずにいるのですが、生活にはなんにも支障がないです。コンビニやスーパーに行かなくなったくらいだ。よく寝れて、夜は心なしか長く感じる。「飲まなくなって」については、もう少し期間が続いたら書いてみようと思う。