何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

わからないことはすばらしいこと

 

 

就職先に提出する就業前レポートがあと2回となった。そこの月刊誌を読み込んで指定のフォーマットにレポートを打ち込んでメールに添付。来月中旬までには住居の手続きを完了させて、所定の口座を開設し、誓約書などを郵送で提出する。一見して手間がかかるが、これだけやっていると向こう方としても僕らに来てもらうために僕ら以上に面倒な手続きをしなければならない。一年後はどうしているだろうか。一年後の私は笑顔で電車に乗っているだろうか。必ずしも笑顔でなければならないというわけではないけれども。にしても冬は冷える。エアーコンディショナーの温風は床面をめがけて流れ出るが、やはり床に寝るときとても寒く感じられる。電気毛布が神がかり的な温もりを与えてくれる。木目のフローリングに裸足で立つと上半身はあったかい。だが足元はよく冷える。とても嫌らしい冷たさを持っている。畳の温もりを思い出す。とはいえ、畳は温かみを持つんですよ、という不動産店員のアドバイスにも限界がある。やはり、冬は寒い。こんな当たり前のことを説明するのにどれだけの言葉が必要だろうか。なんでハル、、ナツ、アキ、、フユがあるの?と子供は問う。さあなんでだろうな、地球が回るからじゃないか?父親は答える。つくばにはエキスポセンターという立てたロケットをオブジェとした科学技術コミュニティセンターがある。2月はホッカイロ作り。この教室のアドバイザーを短期アルバイトで勤めることになった。自然科学に詳しくないが興味本位で応募してしまった。多種多様な家族のかたちを見つける。これお母さんにあげるの、と娘は言う。ママの絵とパパの絵を描いたお手製ホッカイロはかわいらしく小さい手のなかで輝いた。はじめのマとパの字は黄色で、あとのマとパの字は紫色で統一されていた。似顔絵の中の髪はどちらも明るく茶色に染められた。なんで僕はその時その髪を明るいと思ったのだろう。隣に座る父の髪色はあきらかに黒く染まっていたのだ。地球はどうして回るの?なんでだろう、そうだなあ。パパはわかるの?帰り道一緒に考えよっか!ママを迎えに行こう。うん!

一緒に考えよっか、でほっこりした。一緒に考えよう。そう言ってくれるだけでどれだけの人が助けられるか。わかんない。知らないよそんなの。と一蹴してしまう親にだけはなりたくないな、と思った今日この頃である。わからないことはすばらしいこと、

レポートやらないと。