阪神大震災から21年経ちました。
僕の生まれた年代には「阪神大震災」があった(そうだ)。
僕は生後4か月だったので記憶は本当にない。母は座椅子に座りながら僕を抱っこし、テレビでその惨状を見ていたらしい。それから約16年経ち、自身が本格的に大震災に遭うことになる。それが「東日本大震災」だ。
阪神大震災で被災されたかた、また遺族関係者のかた、心から哀悼の意を捧げます。
話は変わりまして、
ニュースで「関東一帯に大雪の恐れ」と報道されている中、すでにつくばでは雨が降っている。しとしとと小雨が。静かに音を立てず。以前「ルミナリエ」について書いたとき、いろんなイルミネーションの形があると触れた。今回はそういった大掛かりなイベントではなくて、僕は二つのところで「イルミネーション」に出くわしているよということを紹介したい。
一つは、つくば駅周辺。つくば市はクリスマスが近くなると、駅前の広場とストリートに主に青色のイルミネーションを施す。それはとてもきれいで、何度通っても見とれてしまうほどだ。こういった粋なことをする街は好きだ。とても素敵で、江さんのいう「街的」で、地域をあげて熱心に街をアピールしている感じが伝わってくる。めちゃめちゃ応援をしています。
僕が撮影するものより、投稿されたものの方が余程きれいなので見てほしい。ぜひ。
「街的」ということ――お好み焼き屋は街の学校だ (講談社現代新書)
- 作者: 江弘毅
- 出版社/メーカー: 講談社
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もうひとつは、住宅街に立ち並ぶ一軒一軒オリジナルの「イルミネーション」。僕の住むところは、大学からは少し離れていて、立派な一軒家が多く建つ地区のちょっと逸れたところ。逸れたところといっても道路一本挟むくらい。学校まで通うのに少し時間が要るが、その分この地区には静かさやゆとりがあって助かっている。とても快適である。たまに、登下校する児童の「若い」声が聞こえてきていい気分にもなる。一石二鳥だ。
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集中的に造られた家々はいいものばっかりで、将来は住んでみたい...と毎日思う。そして、そこもやっぱりクリスマスが近づくと一斉にどの家庭もポツポツと玄関先や自前の庭にイルミネートし始める。僕の育った家庭はそういうところではなかったので、そういうのするのがどんな感じかわからないけど、きっと楽しいんだろうなァ。
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これは余談で、大掛かりなイベントのイルミネーションも十分に意義深いと思うのだけど、こういった比較的小さなイベント性を含んだ家庭的な催し事の方が僕にとっては興味深い。なによりも、味が出る。ただ、まあ、それだけなんだけど。
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クリスマスはとっくにおわった。正月もおわった。節分を経て次はバレンタインデー。けれど、まだどの家庭も小さなイルミネーションを片付けたりしていない。
ショッピングセンター
山形駅前ストリート
つくば駅ちかくストリート
街は大事だ。震災に負けてはいけない。しっかりとした都市計画を基にしたまちづくりが必要だけど、それ以上に要るのは市民の生きるちから。
育てていきましょう。