何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

11月17日(日)

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杉並の方に引っ越して来て約3ヶ月が経った。どこかで書いたかもしれないけれど、家の目の前には新宿、中野に直接行けるバス停がある。真横には小学校がある。徒歩1分のところには陸上競技場がある。そう、ゴム張りのやつ。

そこではだいたい週に1回、ランニングで繋がった人たちと走っている。汗を流し、涙・ヨダレを垂らし・・・とまではいかなくとも、わりに必死になって走っています。

結構本気で練習している中高生や、散歩のために歩いているおじさん、おばさんがいる。僕は30〜50代の市民ランナーの中だと比較的若い。25なんで。でも周りからすると「結構最近まで陸上やっていそうなのに、遅くね?」みたいに見られている気がする(悪い妄想だ)。ちょっとだけ弁明したいので、誰にも届かないけどあえて書く。僕はトラック4分の1からトラック1周の人間でしたので、一度に25〜30周走るのは結構しんどいことだ。でも僕は性格的に合っていると言うのかな、好きなので走れています。

短距離走は、ほんの一瞬にものすごく大きな力を発揮することに主に意識している。対して長距離走は50〜60%の割合で比較的長い時間、力を発揮しなければならない(マラソンを含めるとトラック1万mは中距離走に数えられるかも一般的には1500mを長距離という人もいるので、1万mをとりあえず長距離とする)。これは普通のスプリンターにはまずできないことで、本当に、アレルギーのように拒否する人がいる。当たり前といえば当たり前ですよね。しかし僕が取材して来た人の中にもいたように、ごく稀に、トラックぐるぐる20周以上できて、なおかつ物好きな人はロード(道)でハーフマラソンとかフルマラソンとかを平気で走ってしまう人がいる。もちろん、言葉を正すとそれは平気なんかじゃない。ものすごくキツい。ものすごい精神で自分を律しながら、ものすごい我慢を、結構な時間持続させられる。よくランナーは増えていますよね、と聞かれるけど、上のこと「誰かに教わらずできる人」は多くはない。かと言って少なくもないんだけど。僕は普段からたくさん会っているから、なおかつ、自分もそうであるので、一般化しがちだけど。陸上競技をやっていなかった人、あるいは短距離走専門、サッカー、野球、バレー、バスケ、アイスホッケー、例えばラクロスをしていた人がフルマラソン(42.195km)走ることは、普通に考えてすごいことなのだ。10km、ハーフマラソンでさえもすごいことだよ。これを誤解してはならないと常々思っている(現にニューヨークなどではフルマラソンよりもハーフ未満のテンケーの人口が増えているらしい、しかも若者、しかも女性!!)

どれだけの人が、自分がこれ以上まだ走り続けられるというラインのスピードを知って、そしてそれを保って、走り続けられるだろうか。俗にいうオーバーペースというのは「自分がこれ以上まだ走り続けられるというラインのスピード」を知っていながら(あるいは知らないかもしれない)それを守れないことだ。「守れない」というと約束を守れない、男/女を守ってやれないみたいな感じで、ロクデナシなイメージを持ちがちだけど、この「スピード」を知って、なおかつ守ることは結構難しいことです(例えるなら…思い浮かばなかった)。

そこで一つ。私が取材でコーチから学んだことは「初めの1、2kmはレースペースよりも10〜15秒遅くていい」です。「ランナーを抜かして前の方に行こうなんて絶対考えてはいけない」とのこと。自戒も込めて書く!今日はそれだけが言いたかったので、前置きが長くなりましたが。

来週は、つくばマラソンに出ます。母校の筑波大がスタート/ゴールの発着です。自分の身体との約束を守り、けじめをつけるレースだと考えています。自己ベストは来年3月の静岡マラソンで出そうとするとして、まず、来週がんばります。