きょうは目が開かない

昨日、シーズンの前半が終わった。神奈川からの帰り道、高速道路で渋滞につかまってしまい到着時間は予定より大幅に遅くなったが、隣の列に座った友だちと「Sexual Minority(性的少数者)」について話しているとあっという間についた。実際、身近にそういった存在がある。けれどもそれは、わたしたちが知ろうとしなければ知らない。言い換えれば「誰にも隠されていないが、誰の目にも触れない」*1ような存在である。

足早に駐車場を出て部屋に向かうとカレーを用意された。おととい彼女が作っていた時、わたしはその場に居合わせていたが、邪魔をするなと言わんばかりに(言われていないけれど)突き放された。「ホテル・カレー」というのは、想像以上にとても辛かった。食べる前、早々にシャワーを浴びたのであとは寝るだけだった。暑かったが、ふたりとも疲れていたので並んで寝た。

わたしは5:45に視聴予約されたニュース番組に起こされたが二度寝をした。彼女はびくともせず、無論起きなかった。きょうは身体が疲れている。寝る前に酒を一缶あおったからかもしれない。きょうは目がよく開かない一日だった。

広い公園に着くと子連れの親を多く見かけた。きょうは連休最終日ということもあってか、のんびり公園散策を選んだんであろうことを想像すると、なんだか落ち着きほっこりした。天然のみどりは好く映える。木陰には熱気と涼風とが交互に入れ込むらしい。まるで飴と鞭のようだ。

讀賣は日曜に読書コーナーを設ける。そこに宮部みゆきの書評をみつけ『ブレイブ・ストーリー』を思い出し「決意の朝に」をユーチューブで聴いた。仲のよかった熱烈なAqua Timezファンの女の子は元気だろうか。

お昼に何を食べたいか話してもなかなか決まらないので「あまり贅沢をせずにたくさん食べたい」という要望を出しサイトなどでプレゼンテーションしたところ「お好み焼きにしよう」となった。わたしは一年次の夏から1年間鉄板焼き・お好み焼きの店で働いていたこともあって「そこにするか?」と訊くと、別のいいお店を教えてくれた。

「980円は安いよね」と言い黒いテーブル際に腰を掛けると、メニュー表では1200円になっていた。「値段変わったのかもね」と彼女は苦笑したが、それでも質や量といったクオリティをみると十分に満足できた。そこを覚えていたのに感謝したい。

浦島太郎現象(笑)のような、外に出てみると自分の衣服がトンデモナク臭くなっている。異臭の正体は言わずもがなである。二人で笑った。その後大きなBOOKOFFに行き、わたしは本を二冊買った。彼女は夜に友人たちと飲むということで、そのための買い出しにも付きあい、家路についた。

 

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

 

 

千夜千冊 番外録 3・11を読む

千夜千冊 番外録 3・11を読む

 

 

「計画を消費するのが快感というかなんというか...」

何気ない一言がわたしにとって面白く留まった。この頃『社会学感覚』というのを読んでいて、ちょうどジャン・ボードリヤールの大著『消費社会の神話と構造 新装版』についてを 扱っていた。

この大著で有名なのは文化現象としての「物語消費」に関してであるが、現代社会では、そういった単なるモノを ー物理的な消費ー をするのではなく、時間や空間など、そしてドラマや映画といった文化、メッセージ性の高い物理的ではないモノを食べることが「記号を消費すること」につながってゆく。*2

まあ、そんなことはここではどうでもよくて、彼女が発した「計画を消費していく」という言葉になんだか考えさせられた。

きょうは(も)半日、誰にも邪魔をされずに彼女の一日を借りた*3。この頃、一緒にいる時間は必然と多くなる。「事実上の」夏休み*4だからだ。必然的にその時間が多くなると上のようなことを思うことも多くなる。彼女の計画をうまく消費するお手伝いと言ったらなんだが、邪魔にはなっていないだろうか。夕日が顔を見せるころ、ふとおもった。「来年は何をしているだろうか」この頃は30分に一回のペースで口にしている。*5

 

 

玄関先で鍵を開けようとした時、どこかからチリンチリンと聞き覚えのある音がした。もう、あっという間に夏だ。悟った。

 

 

f:id:masa1751:20160718205309j:image

この本棚の横には「コウエンノトショ」という看板が立てられている。

 

*1:断片的なものの社会学

*2:「記号消費」とも言う。

*3:「一日を買っている」では、なんだか生意気で相互関係の危機を示しそうだ。「一日を頂いているor貰っている」でも不適切だ。
事実として「返す」ことはできないけれど、なんとなくしっくりくるので選んだ。

*4:春学期がほとんど授業はないのでずっと春休み気分。いつのまにかすぐそこに夏はやってきた

*5:うそ、すこし盛った