アライマサノリの日記帳

69パーセントはフィクションだと思ってください

5月14日(火)

 4月29日に名取にある実家に帰った。東京駅から仙台駅まで新幹線を乗り、JR本線を南下し13分。変わらない。最寄り駅に降り立ってふと旧い友人に連絡をした。2歳からの仲だった。一番最後に会ったのは、独協大に通っていたもう一人の友人と清澄白河でコーヒーを飲んだ時なので3年ぶりだった。わざわざ茨城の県西から出てきてコーヒー1杯の時間しかなかった。それなりにショックを受けた出来事だと記憶している。その友達からすぐに返事が来た。今は奈良にいるという。「奈良?」目を疑った。東京西部にある実践女子大に通っていた友人の母方の実家は大阪だったので、その縁があると推測したが、そうではなかった。
 実家は、駅の目の前にある。一昨年、駅徒歩7分から「15秒」のころに引っ越したのだ。最寄り駅に着くと、ついさっき雨が上がったような天気で、ふと草むらでボールを追いかけていた頃のにおいが脳を掠めた。いうまでもないが名取には名取固有の風が吹く。それは東京のそれと全く違う。小学4年生から少年野球をやっていた。安直な言い方になるがその頃はただ純粋に野球が楽しくて、文字通りボールを追いかけていた。正直、「成長」なんて言葉を意識したことはない。メジャーリーガー、プロ野球選手のバットの構え方やボールの放り方、もちろん走り方・・・何でも、ただマネをしてみた。だれかと走れば「負けて当然」。徒競走もビリだった。わたしの前を誰かが走っていることが「当たり前」だった。