12月25日(火)
夕方4時頃、内線をもらって1階に急いで降りると、男性がケーキの箱を2つ持っていた。「荒井さん。はい、メリークリスマス」とだけ言い、箱を手渡して去っていった。その方にとっての日常、「仕事」に戻った。
その方は以前私が制作を担当した広告に協力いただいた方で、ケーキ屋さんでもあった。パッとケーキを渡して帰っていく、こんな体験したことがなかったので胸がほっこりとした。美味しくいただきました。
佐藤さんは別の予定があったので、私は同期と後輩たちと、お酒を飲んで楽しく過ごした。
12月26日(水)
満員電車に揺られ、スーパーが年末年始一色になっていて、今年のクリスマスは終わってしまったことを悟った。えもいえぬこの喪失感は、物心がついた頃からずっと変わらずに得るものだ。ありふれていて使い古されたクリスマスを誰と、どのように過ごしても。
20歳を過ぎたあたりから何事も1年前と比較してしまうクセがついてしまったので見逃してほしいです
去年はその頃付き合っていた女の子が宇都宮にいて、インフルエンザに罹ってしまったのでその看病をしていた。その3日後に私は振られて別れた。地元に帰り、鎌倉が舞台で堺雅人と高畑充希主演の映画を一人で観た。幸い私はインフルエンザにかかっていなかった。
今年は無事平穏に終えられると思う。