リハビリとトレーニングの間で

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眠れないことについて

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春が来た、と思ったらもう夏の匂いがする。この季節の変わりようは何なんだろうと不思議に思う。僕は東北の育ちなので、冬はからっからの颪に泣き、夏はじとっとした暑さに喘ぐ。僕の生まれた米沢市は盆地なのでそれがより顕著である。

 

こうは言ってみたがこれくらいの歳になると、程度の差はあれ全国各地どこもだいたいそんなものであることに気づく。どこも同じように冬は寒く夏は暑い。四季だから仕方ない。果たしてこんなにも季節に対して敏感になるようになったのはいつからなのだろうか。別に誰かに習ったわけでもない、誰も教えてくれない。季節性に敏感であっても大していいことはない。たまに「感受性豊かだね」と言ってもらえるくらいのことだ。生活面においてはそんなにいいことがない、というのが実感である。

 

しかしながら雑誌編集という業種にいると(他の業界業種でも似たようなものであろうが)ビジネスにおいて「季節」というのは非常に重要なファクターであり、キーである。それらを無視し、好きなことだけ考えて事業を推し進めているなんかいると・・そのようなディストピアの想像はつかないけど、なかなか大変なものだろうと思う。



夏の匂いに話を戻す。夏の匂いはやはりどこか寂しい感じをさせる。ワクワク感がないでもないが、夏の夕暮れというのは冬のそれとはまた違った「切なさ」がある。なぜだろう? まだ答えを見いだせていない。夏の匂いがすいすいと入ってくる生後5ヶ月の私の部屋は実家の匂いがした。部屋の窓を網戸にして仕事へ出、夜11時くらいに帰ってくるとそこもまた実家の匂いがした。

 

小学生の頃、友だちの家によく遊びに行ったが、そこは全く自分の家の匂いと違っていて行く度に驚いたものだった。あれはある種カルチャーショックの根源のようなものであり、「家の匂い」というようなラベルの貼られた「ある種の装置」が店に並んでいるのかもしれないと思ったほどだった。皆一様にこれを買う。家族というものができる時の、一種の超えなければならないステップのようなものかもしれない。

 

いや違う。これはそれの反対。実家とは周りの空気も行き交う人も芳香剤も洗濯用柔軟剤の種類は違うはずなのになぜ、300km以上離れた実家の匂いが、ここでするというのだろう? まったくの疑問でしかない。

 

タイトルに「不眠」ではなく「眠れないこと」と書いたのは、前者には結構な逼迫感があるが、後者はそれなりの自らの努力次第で改善が見られるためである。僕はおそらく後者にあたる。

 

医者がTVでちらっとコメントするものはたいてい信じないのだが、昼にたまたま見かけた医者は「ベッドは寝るためのところと思うところから始める。寝るとき以外は近づかない」と言った。普段からベッドに腰掛けて作業したり寝転びながら本を読んだりしている僕は「だから眠れないのか」と思わず膝をぽんと叩きたくなった。

 

今日一日実行し*1当然のことと言えば当然のことだけど、布団やベッドに「触らずに」生活するというのはなかなか骨が折れるものだと思った。その甲斐あってかもうすでに眠い。寝てしまいたい。でもまだ少しだけやることがあるので・・・(就寝

 

*1:わざと服や雑誌を散らかし寝転んだり座れないようにした