「僕」と「私」と「わたし」の記録

87パーセントはフィクションです

ペグシル と トレーニングメニュー

「競馬場でも行ったんか?」

「え?」

 

不意に聞かれて戸惑った。男は少し間を置いて、

「それつこてるやん。なんで持ってんの?」

「どうしてだろう。」

 

少し僕は考えて、誰かにもらいました。と答えた。

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この簡易鉛筆の名まえ「ペグシル」って言うらしい。私はもちろん賭け事をやれる精神を持っていないので、競馬場になど行ったことがない。折れないしすぐに書けて、便利だと思って使っていた「ペグシル」。そういえば「競馬場でも行ったんか?」って聞いてきた人は誰だろう?

 

 

外苑にある会社に通うのにも慣れ、でも慣れたぶんだけ満員電車には飽きた。ストレスが溜まっていて…とかではない。少し疲れた。以前までは、こころとカラダの癒しと思ってお酒を飲んでいたが、今では少しでも身体にある異物を、老廃物を排出するためにお酒を飲んでいるようなものだ。ところがこれが全くいけない。お酒を飲むぶん、眠りは浅くなり疲れが取れない。疲れは蓄積される一方。ましてや私は元より眠りが浅く、よく寝付けない人間。これではいつかカラダを壊すだろう。そう思いながら昨日ビールをあけた。今日は飲まない。日常、広くはランニングに関する調査報告書やレポートに追われて、こころは日増しに健康志向に。・・・JR総武線駅から降りて13分歩く途中には、責任重大な工事が急ピッチで行われていた。国立競技場だ。毎朝私は9時半の出勤に対してその外苑西通りを8時50分過ぎに歩く。彼らの朝はとても早い。毎日どこに収め、どこから取り出しているかわからないような機材や重機を用意して、せっせと大きな音を立てながら工事する。朝がとても早い彼らはやさしい。おっきな建設現場から通りに出るためには、黒板一枚半ぐらいの大きさの出入り口があり、そこからトラックの出し入れをした。その出入り口を通る時彼らは、必ずおはようございます、お気をつけて。と口にした。私は駅から音楽を聴きながらいるけれども、その時だけはイヤホンを外して、おはようございますと挨拶する。彼らはにこやかに返してくれる。 そうやって爽やかな朝を思い出すと、ふしぎと、明日も頑張っちゃおうかなと思えるのである。・・・本を読む時間は、正直なことを言うと増えた。報告書作成のために私の部屋や書籍保管室から資料を用意する。全く苦ではないけれど、姿勢がずっと座位なのがなあ。そろそろ腰が悲鳴をあげるころ。お尻はずっと痛い。あしたはトレーニングメニューでも立てようかしら