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暴走族が休日コパンに乗るヤクザを煽るとき

 時々ツイッターはおもしろい。

かいしんのつぶやき on Twitter: "新幹線乗ったら、グリーン席でおっさんが20代後半の人に『若僧がグリーンなんて乗るなどけ』と凄んだら、その人がおっさんの会社の重要取引先の幹部候補生だったらしく、その場で全契約切られたのを見たことがある"

 

 

こういうことが本当にありえるから社会は怖い。よい偶然の出会いがあれば、わるい偶然の出会いもある。ここ7日ほど通勤に電車を使ったが、まったく無関係な人間に攻撃されたのでいちど報告する。

 

①糸くず指摘ババア

・・・朝の通勤、列に並んでいた。ベンチに座る中年女性は電車の遅延に苛立っていた。私が膝横あたりについた糸くずを払おうとして屈まずに腕を伸ばして取ったところ「こうだよ!こう!そういう時はしゃがむの!わかってる?!聞いてる?!あんたね、私しかこういうこと(見苦しいので以下略)」という罵声を。(ちなみに就活中の友人が隣にいた。) 女性の声に周りも気づき、余計恥ずかしくなった。対して私は「ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます」だけで押し切る。分が悪くなったのか、女性はどこかに逃げた。

 

②バッグ肘バーン野郎 

・・・帰りの満員電車にて。私の今のバッグは肩にかけるか手提げかだった。棚に置けそうにもなかったので、仕方なく抱えていた。すると後ろから、肘であからさまにバーン、バーン、って。会社のPC入ってるから勘弁して〜って思った。周りも驚いてた。3回目くらいで、よろめくふりして(実際、結構揺れた)当たったら、バーンって。でも残念。よけた。その肘は別の横の男性にあたり、さっそく雰囲気が悪い。彼の向こうのドアのガラスに映る私を睨む彼。それを見つめる私。すんごいニヤニヤしてたと思う。自分でも気持ち悪いくらいニヤニヤしてたと思う。次の電車で降りてった。

③くるくる傘ガチャガチャ男

・・・今朝の話。雨がひどくて電車は遅延。20分遅れ。満員電車で濡れた傘は辛い。確かに嫌だ。そいつはめっちゃ髪くるくるしてた。あれは天パだ。そいつは座っていて私は仕方なくそいつの近くで立ちながら電車に揺られていた。なんかガチャガチャしてるなと思って足元を見ると、私の傘があたりそうなのを必死に自分の傘でガチャガチャ阻止してた。うるさいし痛いし迷惑。隣のおじさんもため息。ずっと見つめてたけどそいつは目をぎゅっと瞑って開けようとしなかった。それが滑稽だった。しまいには隣のおじさんのつま先にガンガン。バカだと思った。でもそいつは辛抱強くて私が新宿で降りるときもずっと乗っていた。かわいそうだなあ。

 

こういう見知らぬ相手を攻撃してしまう人はたくさんいる。それが都市部で、人が多ければなおさらだ。でも私はこういうとき、とりあえず考えることがある。「暴走族が休日コパンに乗るヤクザを煽るとき」。その次に「攻撃する相手が僕でよかったな」ということ。「ヤクザを煽る」は考えただけで恐ろしい。(いつも運転する時、そればかり考える。)この一例は先にあげたツイッターと似たようなものだと思うが、見知らぬ相手を攻撃する時は、それ相応の覚悟を持ち、決断しなければならない。そういうわけで私はいつも、理不尽だなあということは、大概こうして乗り切っている。