「僕」と「私」と「わたし」の記録

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料理とは科学?

・・・手際も見た目も悪いが味はいいチンジャオロースで「料理は科学だ」と理屈を並べる湯川学(福山雅治)を黙らせた・・・

 

内海薫(柴咲コウ)は湯川学の前で青椒肉絲を作ってみせた。引用の通り手際も見た目も悪かった。それは油でべちゃべちゃだった。湯川は渋々口に入れた。彼はその味に驚き、まさしく言葉を失った。

 

 中学1年、フジテレビ系でやっていたテレビドラマ「ガリレオ」に夢中だった私は、自分で青椒肉絲を作りたいと思った。「野ブタ」「のだめ」「花男」「ガリレオ」は私の思春期どまんなか。どれもこれもいいドラマだった。ほんとに。私は母に青椒肉絲を作りたい旨を伝えた。即却下。私は断念して、ホットケーキを作った。部活動のなかった休日に、文字通り粉にまみれてしみじみホットケーキを作った。少し焦げ付き、食感もよくない。しかしメープルシロップがよかったのか味は抜群。そのうちホットケーキは二度目が美味しいということに気がついた。一度目は火の通りが不安定。なるほどレシピにはフライパンを温めたら一度タオルの上に置き冷ましましょう、とある。

時が経ち大学生になった。私はとくに1年次の頃、ひんぱんに粉を混ぜ、それを焼き焼きしていた。味は悪くなかった。すぐに飽きた。あの夏の蒸し暑さといったら思い出したくもない。風の通らない学生宿舎。男のにおいが充満し…そんなことはなかったかもしれない。

 

 

新入社員というチンケな肩書きを得て6日がたった。あまり体に異変は無い。むしろすこぶる良いようだ。身体に対し、市民的なストイックさを求める自社の風に影響を受けた。健康はすばらしい。だがそれが全てではないと思っている。一方、一人暮らしがリスタートした。おととい、食材を買うためにスーパーに出向いた。レジを通過させると三千円弱はらっていた。これはまるで大学入学時の頃の「何を買ったら良いかわからないあれもいいこれもいい」みたいな状態だった。だがそれが楽しい。今となっては、ある程度手元で食材を扱えるからだ。とはいいつつも、一抹の不安がある。

 

三千円分買った理由というのが、この一週間、昼食をなんとかして弁当持参で乗り切ってみたいからだ。先ほど、その下ごしらえをした。野菜を炒めた。レタスとパプリカと魚肉ソーセージにトマトを切り、サラダの準備。色がとてもいい。もうひとつ、去年の秋から余っていたさつま芋とりんごのシロップ缶のを煮込み甘いやつを作った。混ぜ込みわかめも買ったのでそれは朝おにぎりにしよう。冷凍餃子、つけもの、もずくも買った。

 

他2人は実家暮らし。片方の女は弁当を持参(だがそれは母のお手製)。片方の男は包丁の扱いもままならない。私はとにかくやってみる。忘れかけていたアスリートとしての心を呼び起こす。メニューは立てた。あとはしっかりそのレールに沿って走るだけ。負けない。この難局をいかにして乗り切るか。ダネ。ハハ

 

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