何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

酔ってます

私がね、こういったものを書くのって、一種の「反骨精神」から来てるんです。大学入学当初から、物は書いててその頃の先輩やら同期やらからずっと笑われてきたんです。割と匿名っぽく振るまってるけど、固有名詞的アカウントで発信してるんで、匿名なわけじゃない。ずっとそういう狭間で生きてきた。先輩からも、あらいの文章は長いだとか、言いたいことがよくわからないだとか言われてきて、*1同期からもこれ(ブログ)書いてるからアライはおかしい奴だ的な目で見られてきた。そりゃあ周りには、私みたいに赤裸々、かつ緻密にってたら聞こえがいいけど、実質、長ったらしくだらだら物書く人がいないんで、珍しがられる。分かります。だから、そういう役割みたいなのを受け持ってきた。変な言い方だけど、内に秘める思いを発信するひとつの術として、これを活用してきた。けど、そういった内在的な問題解決のほかにも、そういう外との問題―ここでは、リアルでの問題を対処すべき場所として機能してきたんで大切に扱ってるんです。そういう意味では随分と言っていいほど、いい機能を果たしてきた。だって、誰もとやかくいう人がいないから。みんな優しいんで見てたらただ反応をくれて、見てないなら見てないでそのままになる。とくに炎上する種も持ってないんで、ただただ気ままにやって来た。ところが、そうやって自分の中に内包された問題を扱ってるだけだと、周りが変わるとかそういう状態までは発展しない。あくまで、あらいは書いてるあらいで、周りからみると変なことを赤裸々と長々と書くあらい。こういう構図は変わらないわけです。それでも、時間が経つにつれて変わっている気もする。受け容れられているとまではいかなくとも、あらいはこういう奴なんだっていう形は作ることができた。文学の評価には時間の流れが必要、とまで大それた物言いはできませんが、同じことではないでしょうか。アイデンティティを確立するのに、それなりの時間の経過と忍耐が必要だったと。私はこのことを通じて自己同一性的な、一つの核を得ることができた。それだけで十分なんじゃないかと。

見えてないだけかもしれないけれど、私の周りにはこういうものを書く人がまったくと言っていいほどいない。別に取り立てて不思議がったり危惧したりするわけじゃないんです、ああ居ないんだなあって。それで、今の流れってこういうことを書く人ってみんな「ブロガー」ってパッケージ化、カテゴリー化されるでしょう。これ、リアルだとキツイんですよね。まあ私はあんまりなんとも思っていないけど、初期の段階では、あまりに受け容れられないんでキツかった。*2好き勝手書いて何が悪いのかと。だって話す人がいないんだもの。*3私の周りにはイケイケが多いんで、それに馴染めなかった。飲んでる時とか、なにかひとつ水を差すような一言を投げ込んだらどうなるのかってハラハラしてた。ある意味では、逃げ道だったんですね。影響を受けたということといえばもう一つあります。fktackさんは、私がここを始めた時あたりから、お目にかかっていますがこの人の文章がとても好きで。何でかっていうと、話しているように書くから。小説とかその他でも、問いかけられる本って好きです。でも、自己啓発本て、全部上から目線。これを教えてやるよっていう上から目線が多い。だから好きになれない。教えを請おうという姿勢を保てない。でも、fktackさんの文章は、どこからか問いかけられているような姿勢になる。幸いなことに、ずっとここでは文章を読ませてもらえていますが、こういった出会いがなかったら私の文章はもっと荒れたものでなっていたことでしょう。自発的に「イケイケになる」のは好きですが、「イケイケだぜ?」って押される様な文章は好まないんですね。だからちょっと「年相応でない」文章を書きたがるのも、それに由来しているのかと思います。はじめて会った人とか、今の相方もそうですが、私のことを「周りにはいない人だな~」と形容します。これもひとつ、「ほかの何者でもない自分になることができた」証左なんです。

部の仲間と飲んできました。卒論も終わったことだし、ということで行ってきましたが、思いのほか飲んでしまって、思ってもないことを口にしたり。たぶん、本音なんだろうなあ。

引退したもの、私は一時中断ですが、少し外に出てみると部のことがわかる。俯瞰してみるとどこがどう良くなくて、どこが良いのか一目でわかる。でもそれって、わかった気になっているだけで、本質的には何もわかってない。でもね、内側にいる人たちには分かってもらえないけど、こういう先輩たちの街場の議論ってすごく大切なんです。どうにかしてフィードバックできないかな、と思案しているところです。がんばれ、後輩たち!

 

fktack.hatenablog.jp

*1:だって、初めから分かってほしく書いてないないもん当然だろ、アホか

*2:こんなに風当たりは強いんかーって

*3:それなりにはいるけどね。