何を書くか、何を書かないか。

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キンモクセイ?なに星?


Jigsaw - Sky High -- [original STEREO]

 

 Jigsaw のSky High
 開始5秒だけイイ。


 キンモクセイを知らない子に初めて会いました。既知の上下の関係にあたるそいつを、初めて会ったと表現するのがそもそも不適切なんですが、それくらい衝撃を受けたってこと表現したかった。

 「キンモクセイの匂いっていいよね」という同意を求めた問いかけに対して開口一番に「それって星ですよね?匂い?」と言いました。明らかにセンスの悪いボケだなあと思いながら「え?なに星?」と聞き返すと「金星と木星のことですよね?」と、まるで期待通りのような裏切られたような答えが返ってきました。拍子抜けした。 

 どうやら、本当にそいつはキンモクセイを知らないみたい。てかこれ、寒いところにはないんですよ!と文脈をぶった切って弁明するそいつに是非ともわたしは見せたくなって、わざわざ3分自転車を漕いで、暗闇に生い茂るその花の成る樹々を見せました。すると態度を一変させるように、今日の朝外出た時からいい匂いするなぁと思ったわけですよ。外に芳香剤があると思った、と得意げににやにやと話し始めました。

 ところでトイレの芳香剤というのに関して、以前からあの匂いが好きだったのでいろいろと調べていたことがあったんですが「元来、トイレの消臭する目的で植えられた」というのをどっかでみた記憶があります。その、うんちくとも雑学とも言えない内容をいつもの相方にひけらかしたところ、そしたら秋にしか消臭してくれないじゃん、と一蹴され、論破。だからきょうはそのことをそいつには話していません。

 はなしを戻します。生憎、わたしの機械は速度制限が掛かっていたんでそいつの機械で「キンモクセイ 〇〇(そいつの地元)」と検索をかけると本当にないらしい。北の大地にはどうやら本当にないらしい。画像のページを見るとビニールハウスに収まったキンモクセイしか見ることができなくて途端にそいつはわたしを糾弾します。だから言いましたよねー!と。うるさかったのですが返す言葉も出てこなかったので受け容れてあげました。優しいんで。でも寒くたって、宮城にはあったもん。

 

   しかしながら、冷えたピザやパスタも、ボロボロのクズになったゼリーも、まずいサラダもそれなりに美味く感じたひと時でした。それもキンモクセイの魔法のおかげだったのかもしれない、と思えてしまうほどに、なんかモヤモヤしています。

    しかしふと考えてみる。キンモクセイに対して概ねわたしの周りは良好な心地になりますが、もしかするとこれが動物や植物、昆虫にとっては好かんものなのかも分かりません。真偽はわからないけれども。

 

 


 ジャーン
 タララララ
 ダーン
 タタタタタ〜♪ (×2)