「僕」と「私」と「わたし」の記録

87パーセントはフィクションです

音と陸上競技とをすこしからめてみた。-ファンまではいかなくても興味を持ってもらいたい-

 せいかつの音

引用させていただきます。

kanesyou.hateblo.jp

 

 

生活の音、っていいですよね。

岸先生の『断片的なものの社会学』に掲載されてる、とある夫婦が生活音を録音して温泉旅行に行くシーン。その結末と言えるような言えないような、完結しない架空の物語の内容があまりにも辛くて辛くて現実から目を逸らしたくなった(実際、読書というのは現実から目を逸らし続ける行為だとは思っている)。

 

 onomatopée(おのまとぺ)

ポチポチと押すとか、ズルズルと引き込まれるとか、犬がぽつんとすわってわんわん鳴いていたとか、わたしのブログの中にも再三出出すようにしている擬声語(擬音、擬態語)たち。こまかい描写としてその状況や状態をイメージとしてつかんでもらうためになるべく用いるようにしてきました。データの報告書やレポートの内容をより具体的に見せるのに「数字」を使うように、エッセイのような散文ではこのような音をつかうことが有効なんじゃないかと勝手ながらに考えています。

でもそれが、たまに単なる字数稼ぎに見えて鬱陶しくなったり、長ったらしくなってしまっていてちょっとジレンマ。しかしながらこれは、わたしの中にたまっている「違和感の澱」を文字として、仮想体としての形(結晶)として遺していくものなので、多少ウザったくなってしまっても致し方ないかなと。許してください。

 

おもしろいサイトを発見した。

擬音語・擬態語 - 日本語を楽しもう! - コラム

 

 

 ライフ八苦

よく思うことがある。ひとりだけの部屋を用意してもらい勉強机に向かう。「宿題は帰ってきてからすぐにやること!」みたいな(家族の)ルールはありましたか。ちびまる子ちゃんやのびた君はたいていそのルールを守りません(笑)

この頃は、テレビやネット界隈なんかの自己啓発系、ライフハックとかで「リビングで勉強することをよしとする風潮」をチラホラ散見します(ライフハックと打ち込んだとき「ライフ八苦」と出てすこしつぼった)。でも、どこで勉強するかって自分次第ですよね。リビングでやりたい日もあれば、部屋にこもって黙々とやりたいときもある。効率とか非効率とか、他人にとやかく言われる筋合いは、、、(あるときもあるが)ないもので(あってほしいで)す。子どもとかにもし言うならば、いろんな場所でやりなさいとは言いたい。環境を固定化するより、景観の変化を楽しんでほしい。わたし自身の体験からなので価値観の塊でしかないのですが。

 

  

 気分

音に関して、じぶんの中にあるルールや許容できる閾値がある。取りくむ作業によって、よく左右されるルールはとても不安定で複雑に動いてる。いざ張り切って没頭したいというときはほんとうに音のしない空間を選ぶ。ちょっと雑な作業を淡々とこなしたいっていうときは、人がけっこういてざわめきのある空間を選ぶ。どちらでもないときは、場所はほとんど選ばず、耳栓(イヤホンで爆音)をつけて自分の世界に入り込む。なんだか最近はいろんなパターンを考えたりする。でも、気分によって張り切りたいときにざわめきを選んだり、雑なものを集中的にこなすために静かな空間を選んだりもする。けっきょくは、気分なんだと思う。誰だって気分屋である。

 

かのジャーナリスト池上さんは、電車の中は本を読むのにとても適した環境だといっている。それは、ちょっとした騒音やざわめきみたいなものは、ある程度いい具合に注意や集中を分散させてくれるBGMになってくれるらしい。たしかにそう。結構うるさいなと思っていてもいつのまにかうたたねをしていたり...(寝るんかーい)。

 

 環境をわたしのものに 

「適度な騒音」というのは、自分にとって都合のよい解釈の仕方だけれども、苦にならないようにあらゆる状況をコントロールできるっていうのはたとえば競技者であったならば「能力」として大きい。陸上競技においても、サーフェス(環境)*1やコンディションというのはパフォーマンスを発揮するのにとても大きな影響を与える。

 

陸上競技種目におけるピストルの音を聞いたことはあるでしょうか。一般に、なにかの始まりを意味するのに「号砲が鳴る」とも言う。雷管と呼ばれる、火薬をピストルの鉄の部分でつぶして音を出している。あの音は本当に大きい。また、レーンによって発砲者(スターター)との距離が異なるので、発砲者の手元から聞こえるピストル音の届き方に有利不利もあるらしい。そのため、主要な大会ではブロックと呼ばれる「スターティングブロック*2の後方にスピーカー(メガホンみたいなもの)が置いてある場合もある。

 

 観客/アスリート

世界で最も速いといわれるウサイン・ボルトは「On your marks」の声が掛かり位置につくとき、パフォーマンスとして「お静かに」を想起させる「しー」のポーズをする。これもいつぞやの大会から「シー」という音そのものが場内放送されるようになった。陸上競技はたいがい同時並行的に競技を進めていく。たとえば跳躍種目である走高跳がやっているあいだに傍らでは100m競争を行っていたり、運営側はつねにせわしくしている。そのため、観客は熱狂するあまり、拍手や歓声を継続していることを忘れてしまう。つまり注意、警告として「シー」という音を流しているのである。

 

またまた余談であるが、ロンドン大会の男子100mウサイン・ボルトを含めたファイナリスト8人の出走直後に、100mスタート位置背後の観客席からペットボトルが投げ込まれた。投げ込んだ彼はアンチ・ボルトだったらしく、優勝を阻止したかったらしい。レイコンマレイレイイチビョウを争う種目に一瞬の隙も許されない。その妨害で邪魔をされたからなのか分からないが、スタートに出遅れがあったものの以前樹立した五輪記録を更新する9秒63で金メダルを獲得している。

 

 余談②

記憶に新しいところでは、ボルトは2008年の北京大会で9.69当時世界新記録、五輪新記録を樹立。翌年に行われたベルリン世界陸上で自己最高記録、いまだに破られない世界新記録である9.58をマーク。世界選手権記録、世界新記録。とんで2012のロンドン大会では9.63をマークし世界記録の更新はできなかったものの五輪新記録を樹立。大会ごとにある[大会新記録 Grand Prix Record(GR)]と、大よそすべてをひっくるめた[世界記録 World Record(WR)]があるのに注意。もひとつ加えるとすれば、[National Record 各国記録]や[Area Record エリア(地域・大陸)記録]もある。今回の福島千里さんの樹立された200m日本新記録はNRにあたる。自身の記録を0.01更新する22.88。

 

 

うまく言っている記事がこちら。

【ロンドン五輪】ボルト狙い!?ボルトにボトルが!決勝スタート時の迷惑行為 - NAVER まとめ

 

 

 まとまらないまとめ

この広い世界では、足の速い人たちはもっとたくさんいます。そもそものところ、足が速いというのはどこからなのか、というとキリがありません。なのでとりあえず、皆さんも知っているボルトを登場させて興味を引こうと考えました。が、ちょっとだらだらしてしまった模様。また書く機会があれば、専門競技をからめながら紹介できればと思います。

 

音楽家や芸術家でもないわたしですが、とりくんでいる競技の特性上「音」には少しうるさいです。もっともっと、生活の中から「音」について考えてみたかったのですが、これもキリがないので、どっかのエントリに譲るとします。

 

 

未知 - あらいの

*1:サーフェスというのは、競技場におけるトラックの素材そのもの。一昔前はそのサーフェスが土だった。それはアンツーカーと呼ばれ、現在ではおおむねタータンとよばれる素材が選ばれている。

*2:クラウチングスタートをする場合に用いる用具