「僕」と「私」と「わたし」の記録

87パーセントはフィクションです

夜って案外あかるいのよ。で、けっきょくなにが言いたいの

 

 洋楽は、私たちが持っていないリズムを持っている。真似ができない。KPOP(韓国)もJPOP(日本)もすべてまねっこ。あいつらには到底追いつかない。だから憧れるんだよね、西洋化に。だってさ、かっこいいんだもん。

 

 僕の母はよく言った。「日本のレゲエやらロックは聴いてられない」と。別に、ここで僕は日本のレゲエを否定したいわけじゃない。限界があるでしょ、と言いたいわけでもない。敢えて言うならば、別次元なんだよね、とは言いたい。

 

 

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 久しぶりに出てきたと思ったら何を言うんだ、と気を尖らせないでほしい。この頃は月がよく見える。月がきれいに見える日は、たとえその日いちにちが悪い日であったとしてもいい日だったと思えるような、月はそんな魔力を秘めている。

 

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 そいつは「よるって案外明るいのよね。」と電話越しに言った。つづけて「電気を消して。カーテンは少しあけて。へやを真っ暗にした状態で、カーテンの隙間から外をみつめるの。」と言った。それに対し、僕は「やってみるよ。」とこたえ、実践した。

 

 ベッドに寝ころぶと、あいての声が聴こえなくなった。お互いが黙った状態でおよそ20秒間ほどが経ったか。そして僕は、その沈黙を破るようにして「よるって案外明るいんだね」とつぶやいた。

 

   

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 堅苦しい言葉ばかりを使っていると口がムズムズしてくる。目上の相手とはよく話しているほうかなと思っていたが、あの場の空気にはさすがに飲み込まれてしまう。でも、経験が少ないからというわけではないようだ。

 

 なにかのスイッチが入ると、途端に話に火が付く。ゼミで口にしたこと、友だちやら先輩に熱弁したこと、コーチに緊張しながら提案したようなことたちが、掘り起こされるようにおもてに出てくる。ぼろぼろと。

 

 

 昨晩、徹夜でキャリアプランシートを制作しながら、あしたの面接官は女性がいいなぁとか考えていたら、みごと的中した。そしたら、きょう出合った面接官は、僕の通っている大学の卒業生だった。OGはやさしく、すこしだけ質問に答えたら「これはべつに人事からとかではないのよ。OGとしてね、聴いてね」と前置きをし、僕を応援するようにその会社について熱く語り、理解できるようにさまざまな内部のことを話してくださった。そのおかげもあってか僕は理解を深められ、その場で2次面接の合格通知を受け取った。

 

 つぎまで約2週間ほど時間が与えられたので、十分に準備をして備えたい。ここは決めないと、と感じた。調べれば調べるほどおもしろいということは分かったし、やってみたいことの枠は無限大に広がっていくことも実感できた。

 

 別に、そこが全てじゃないと思っている。生意気に一歩引いて見ている。けれど、このさき生きられるとして60ねん、仕事だったら40ねん。何事もないままその職場でおわるということは考え難い。まさにいま、この時代においては特に。

 

 だとすると、はじめはどこだっていい。それは、もちろん自分が望むようなところであれば、だ。だって主たる目的・または理由は「本を買えるだけのおかねが欲しいから」である。あとは、「好きな食べ物を食べたい。」もだ。しかし、これも結局は「お金」に帰する。

 

 きょうは随所で本音を話した。「やっと本音で話してくれたね」といったOGはよろこんだ。やりたいことはもちろんたくさんある。けれど、結局はお金なの。教育にお金がかかるこの国では。福祉にもお金がかかる。親にキチンと返さないと。いつになるかわからないけれど、待っててね。

 

 

 このごろは、就職日記みたいになってしまってる。書くのは嫌いじゃないんだけど、なんか抵抗が。でもこれも、いましか体験できないことのひとつだから、記す必要性もあるわね、とおもう。