市民にスポーツを届けるには。反省的になって、もっと積極的に、みんなが楽しく...難しい?

 

 レポート課題を提出し終えてほっと一息。大学自体が春休みモードなので、附属図書館は閉館時間が早く、レポートを印刷できないのではないかとドキドキでした。スポーツビジネスに関する講義のもので、指示されたわけではありませんでしたが「一応何か読んどっかな」てな感じで一冊の本を流し読みしてレポートに付け加え、まとめました。案外講義の内容は面白く、小ネタになるものがちらほらあったのでここに書き残しておこうと思っていまパチパチとキーボードを叩いております。

 

 

 

スポーツの経済学

スポーツの経済学

 

 

 

  • カレッジスポーツを市民へ普及すること

 僕は、この先プロスポーツ産業の発展は頭打ちになっていくと感じます。観戦の客層を拡大しようにも、熱心に足しげく通うようなコアなファンか「たまには見てみるか」程度のファンで固まってしまっている。後者を拡大していくために、現代では様々な企業が様々な形で努力を重ねプロジェクトを組んでいくのですが、僕自身それにはあまり興味が持てない。

 

 ひるがえって、カレッジスポーツの未来は明るいと感じています。それこそ、熱心に観戦をするようなコアなファンはちらほら散見できるものの、「たまにはふらっと見に行ってみるか」というようなファンの在り方はあまり確立されていない。

 

 

 なにより、カレッジスポーツのよい所はプロスポーツには及ばないでしょうが、それなりに高い水準のパフォーマンスを低価格(もしくは無料)で目にすることが出来るところです。近年ではユース・ジュニア世代のスポーツにおける競技水準が向上していることもあって、より観戦者を楽しませてくれると思います。そこで、全国各地で開催される数々のカレッジスポーツをもっと地域ぐるみで、前面に押し出してみてはどうでしょうか。

 

難しいかな?

 

 

 アメリカにはNCAA(National Collegiate Athletic Association, 全米大学体育協会)という世界最大の大学スポーツ組織があります。そこではもちろんのことカレッジスポーツを運営することを目的としていますが、事業として利益を上げることも挙げられます。著者によれば、NCAAの収入は53億ドルと推定されており、アメリカの抱える4大スポーツと比較するとNFLMLBよりは下回るもののNBAより高い利益を生み出しているそうです。もとより、NCAAは大学運動部ごとの連絡調整や、競技規則の管理などが主な業務でしたが、1921年に陸上競技大会の主催を皮切りに、競技の主催者として運営に携わるようになった。もっとも有名なのが、マーチ・マッドネス(春の狂宴)の愛称で親しまれているアメリカ全国民が注目するバスケットボールの選手権。

 

 

 さてさて、この日本にはそういったアマチュア・スポーツへの注目はありますかね?全国民が注目するような、アマチュア・スポーツの大イベントはあるでしょうか?そのことに関して言えば、秋に開催される国民体育大会の開催は外せないでしょうが、それにしてもその大会を「きっかけ」にできるほどスポーツの普及・促進といったプロモーション活動への期待は高いとは言えません、きっと。

 

 

 スポーツ参加の機会を増やすには、スポーツにおける実体験が伴っていなくてはなりませんが、その前提条件にはどんな形であれスポーツに触れる機会が与えられることが肝要であると考えます。またアメリカの場合は歴史的、または環境・地理的に形成されてきた風土や、個人が自負しているスポーツ参加へのプライドがあると言えます。そこを日本も同じように真似しようというのは、僕は筋違いであると感じるので、私たちに見合ったスポーツ参加の機会を新しく立ち上げなければならない。

 

 

 カレッジスポーツへの協賛は、陸上競技において言えば有名どころの企業が大半を占めています。また、その大会を宣伝するのも参加大学の掲示板か、チームのロッカーにとどまっていると容易に想像できます。そういった広告や宣伝をないがしろにしない方がいいと思うわけです。

 

 運営団体のHPに留まらせることなく地域にばらまいてみたらどうでしょうか。開催する地域として、その大会をサポートできる仕組みを作ることが出来るのできませんか。

事業運営側は、スポーツ経験のない地域住民が足を運びやすいような大会運営をしようとはしません。むろんのこと、それが目的ではないというのであれば、それまでなんでしょうけれど、私にはこれ以上に思いつくラッキーなチャンスは見つかりません。

 

 

 

 これらは、今後も考えていきたい課題です。高齢化社会そのものをすぐに返ることは出来ません。だがしかし、高齢者のスポーツ参加の機会、または参加でなくとも触れる機会を増やすことは可能だと思います。なぜ、そんなにスポーツに触れさせたがるかって?

 

また今度読んでください。