「僕」と「私」と「わたし」の記録

87パーセントはフィクションです

ちょっとした暇つぶし。暇でもないんだけれど、


Wayne Shorter - Black Orpheus

 

黒いオルフェの破壊力はすごい。

 

TuneIn Radioというアプリを使っている。おそらくこのラジオアプリは世界中のラジオをいつでもどこでも聴くことができる。とてもすごいと思った。朝練が終わり授業が一コマ空いていたので就職支援課で四季報を読んでいたそのときのこと。聞き覚えのあるジャズミュージックが流れてきた。ああこれは黒いオルフェだなとすぐに認知した。ラジオはランダムで音楽を流すので、ジャンルとか時間帯とかを無視すれば何が流れてくるかはまったく予想が出来ないものである。普段アイフォーンに入れている「黒いオルフェ」を聴くときはどうってことがないのに、不意にこうやって聴けるとなるとこの上ない喜びをもたらしてくれるのがなんとも煩わしい。もっとも、そういうところがラジオの好きなところであるのだけど。不意に流れてきて耳に留まったこの音楽は終わってほしくないとおもうのと裏腹に終わるのがとても早く感じられる。時間は、誰にだって平等だっていうのに。

 

 

その次に流れてきた曲は聴いたことがなかった。感覚的に「すきだな」と感じ浸っていた。いつもであればすぐに曲名を見て確認をするんだけども、そのときは何故か、目をつぶりながら「この曲のタイトルは何か」という大変くだらない問題を自分に与えた。芸術とか音楽とか学校の成績的には芳しくなかった僕が僕なりにひねりだし「タイトル」を考えた結果、まったく予期しなかったような「タイトル」が確認された。全くかすりもしなかった。うんうん、そういえばそういう感じだよねーという言い訳すら湧き上がってこなかった。変に負けた気分になりそのための時間が一瞬でむなしいものになった。

 

 

この頃、就職活動をすこしだけ本格的に考えるようになって思うようになったことは、僕が知っている会社や企業の数は、たかが知れているなということだった。別に大企業志向なのではない。でも周りが本当にそういう志向なのですこしだけ困っている。みんなは口を揃えて同じような所しか言わない。それは、秋学期にあったキャリア形成の講義で「まずは大企業にはいれ!とにかく、まずはじめは!」という暴力的とも受け取れるアドヴァイスを先生に貰ってしまったためだと思われる。ちゃんとしたその言い分は理解できた。すごい裏打ちされたデータを基にして、将来を見据えて、僕らを思って言っているんだ、ということは熱意とともに感じられた。なので、それがあっての周りのこれなんだっていうのは分かっている。分かっているけれども、分かってはいるんだけれども、感じるこの「違和感」は何だ。どっかで聞いたことのある「この気持ちに名前を付けて」ではないけれどもだ。この「違和感」は一体何だっていうんだ。僕だってもちろんいいところに入りたい。でもその形は「大企業」と呼ばれるカテゴリのものだけに当てはまらないと思っている。いま自分自身で一問一答式にやっている面接での「ここじゃなきゃいけない理由は何ですか(ランクが少し下がった)〇〇ではいけない理由は何ですか」という問いにはっきりと答えられないでいる。まずはこのもやもやとしている気持ちに名前を付けて、はっきりと決着をつけなきゃいけないなとおもった

 

僕は僕、なのだ。