何を書くか、何を書かないか。

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聴講してきました

 

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さきほど吉井理人さんの特別対談を聴きにいった。吉井さんは、昨年度はソフトバンクホークスのピッチングコーチとして仕事をされており、そのかたわらで筑波大学の体育学専攻生として約3年間つくばに通われている。いまは修士論文の執筆で忙しく、というか明日に論文発表と審査を控えているらしい。子どものころから見てきた選手といったら、あまり記憶にはないが、すごい選手だったという認識ではある。ちなみに、MLBではじめて盗塁を決めた日本人選手が吉井選手だったらしい。そのほかにもMLBでHRも打ってらっしゃる。それは、野茂投手に先を行かれたらしいが。

日本で活躍し、FA権を獲得してからMLBを目指した。渡米し投手として選手生活を送っていたが思うように結果を残せず、再三「コーチ」にならないかと頼まれていたという。カナダ・モントリオールの貧乏チームでプレーしたこともあった。「30超えたおじさんが急にやってきて驚いたと思う・・・」と自身でも語っていたように、やや珍しいことだった。そこで選手兼コーチみたいなものを務め、少し経ちまた日本に帰国をした。以降、コーチについて考えるようになり、選手とコーチの変な力関係が日本にはあって、その問題解決のためにコーチング学を学んで自身の今後に生かせるようにしたいとも語っていた。明日の審査のことで頭がいっぱいだったそうで、対談形式なので事前にカンペを作っていた。半生の語りを聴けて良かった。

ちなみにそのパネラーを務められたのは僕の担任にあたる先生だった。川村先生は、主にバイオメカニクスの領域で研究されている。田中将大投手などのピッチングを動作分析されたこともある。

 

吉井さんはとても大柄で、写真で見ていたイメージの通り、髭を生やしてらして、でも優しそうな風。話される流ちょうな関西弁がより一層人のよさを表しているようだった。2015年度はソフトバンクホークスにコーチとして在籍していたが、今年はまた日本ハムファイターズのコーチとして務められるらしい。また、と言うのは1年置いて再びということ。その関連で言うと、ソフトバンク工藤公康監督も実はこの筑波大学で学ばれていらっしゃる。いまもかはわからないが、おそらくまだ修了していなかった気がする。一昨年には元巨人の仁志敏久さんもいらした。僕の入学と同時に、すごい選手が一斉に入学されてとても驚いた覚えがある。がっちりしていて、男前で、これぞプロ野球選手だ!と思ったものだった。僕は少年時代野球を6年続けていたので、年代的には工藤監督も仁志さんもドンピシャで知っていた。スター選手の背中を階段の上から見送っていたときに、いろんなことを思ったなぁと懐かしくなった。改めてきょう、筑波大学の体育学領域は、さまざまなスターを積極的に柔軟に招き入れ、ともにステップアップしていこうとしているなと感じた。

 

とてもいい機会だった!

 

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