何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

日常

少年が大人になる日 ①

★上司の取材同行のために目黒区の方面に行った。対象者はガンを克服したランナー。ガン克服後、教鞭を執っていた金沢から東京へ移住し、今は歯科医を勤めている。明朗快活で表情が非常に豊かな方だった。 ガンに関する取材は今回が2度目。既に乗り越えし大…

俺たちはすぐれた編集をみている

「この打楽器すごいね」彼女が興奮して言った。僕にはよくわからなかったけれど、そう言われると確かに打楽器の音が強いかもしれない。ブラバンの演奏を聞いていると、中学3年の春に野球人生を終えたきっかけとなった盗塁失敗をおもいだす。僕の足は彼の肩に…

ニュートラル

朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木 思ひわび さても命は あるものを憂きに堪へぬは 涙なりけり 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ 満たされない自分に何か言葉を送りたい。なんだっていい。本当に、なん…

収納に関する本を買わないといけないな

夜中になって、新しく住む部屋を再検討。親と電話していろいろと話しました。とりあえず今は思いのたけをつらつらと書いておこうかなと。 これは雑記やメモです。 多くのものを捨て、新しい風を吹き入れる。引っ越しには多くの負担が付きものですね。洗面台…

車と肉まんとへやの話

戻ってくると横のスペースに新たな車が停まっていた。グレーのフォルクスワーゲンの小型車だ。車の鍵を手元の装置で開けた途端、くぐもったような音が重なった。その小型車には背の低くて髪の短い女性が入っていた。その時私には見えなかったが、彼女がドア…

自己紹介と女子大生

申しおくれたがわたしは男子大学生である。以前、サブタイトル的な枠に男子学生あるいは体育学生と記入したことがあったが、しっくりこなくて削除した。なぜしっくりこなかったかというと、その"男子"あるいは"体育"〇〇というシンボリックなソレにあてはま…

チ ヨ コ レ イ ト は お い し い

そんなの初めて聞いたよって感じ。 この頃、弟者さんのバイオハザードを見過ぎなのか、昼夜問わず見知らぬ人とすれ違う時、口から"なんか"が出てくるんじゃないかって怯えてる。ほんと勘弁してほしい。ひるがえって、口や目、鼻とかって開いてる限り、ちっち…

「親の顔がみたいわ」

わたしはいつも、くだらないようなことをブログという形として綴っているんだけど、これってもしかすると*1読んでいる方にとって、とても恥ずかしい内容なんじゃないかって思うの。それは、現実世界のわたしを知っている人とそうでもない人と、読者さんの中…

わたしの喜怒哀楽の感情表現が下手くそになったってことなんだよね

おじいさんは、近くに家があるんだけど、一人でアパートの部屋を借りて過ごしてる。真実は知らないけど本人はそう言ってる。諸々の改革を経てつくば市ができる前、わたしの住むここら一帯は昔、葛城村といって、ある程度盛ってたらしい。取りも直さず、田舎…

たんじょうび

おはようございます。 9月に入ったと思ったらもう12日。わたしは2日から三日間ある大会の最終日に誕生日を迎えました。22になった。2年前、二十歳に成ったとき、それこそ大人の仲間入りをした気分につよい高揚感を抱きました。しかし、去年21になっ…

卒論に使うかもしれない❷-大げさに言いたがり

きょうはたくさん読み書き考えた。 ほんとうに 全くまとまらないので、また「夜のノリ」の流れに身を任せて恥ずかしく完成さす。 本棚の一部を撮影した 並ぶ本の下にある紙切れの集まりは、新聞紙の切り抜きをまとめたもの。これも全ての3分の1くらいの量…

本当に好きなことについて書けない

いくら自由といっても、ぽんぽんと好きなことについて書けないことに、この頃になってようやく気付いた。「わたしたちは常に、どこかで縛られている。」それは特定不可能な期待を(過剰に)生み出して、また、仕方なく背負っていることでもあるのだ。 『コン…

『シューカツ!』② ―人との 距離感

タオルの乾きをよくするための方法として、洗いたてものを30秒くらいプロペラのように振りまわしてから干すとよい、とどこかで聞いてから、なるべく毎回するようにしている。柔軟剤がしっかりと染み込んでいると、これによって乾きがよくなるだけでなく、…

生産性ゼロかつ余計で要らないことを書きたい

「おばあちゃんおばあちゃんってねアンタ、おばあちゃんはずっとおばあちゃんじゃないのよ。わたしにとってはおかあさんなの、あんたにとってはおばあちゃんかもしれないけど。」 「え?どういうこと?おばあちゃんはずっとおばあちゃんでしょ?」 「おばあ…

「FIKLHB」が壊滅した

例のごとく、部屋にこもっても何もできなくなってしまった。 だが、ここ最近は雨がいきなり降るのでうかつに外を出歩けない。 「降るだろう→閉じこもる」か「外あつい→熱中症になったら大変だ→涼しく本を読もう」ということを繰り返していたら「あらい、肌白…

電車②

スイカでタッチし急いで階段を駆け上がったら、ドアが閉まる寸前で車両に滑り込めた。こういうとき「もし入れなかったらどうしよう。めっちゃ恥ずかしいじゃん」という要らんことが頭をよぎって勝負に出ないのがほとんどなので、しっかり目にクールで冷静さ…

絵心もなければタイトルもつけられない

水平線に平行に伸びる雲がはるか遠く遠くに見え、つい目が潤んだ。ついさっきまでいた地元で見た景色に酷似していたからだ。300キロも離れてるのに、と思った。電車では、誰かに操られたように皆が小さな電子機器に目を落としている。現に今わたしも、これを…

愛のコリーダ

灯をともす言葉 作者: 花森安治 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2013/07/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 『とと姉ちゃん』で鞠子とミズタさんが籍を入れた。今週いっぱいでは式を挙げるんだろう。鞠子よ、、、とてもかわい…

コーラ

駅に入っているファミマに入った瞬間「指」が視界に飛び込んだ。右側から入ってきたそれは、アジア系の女性のものだった。クーラーの中の飲み物を指差して、私に「This is Cola?」と訊く。「Yes.」と端的に答えると、その2段上に並べられたメッツコーラも指…

きょうは目が開かない

昨日、シーズンの前半が終わった。神奈川からの帰り道、高速道路で渋滞につかまってしまい到着時間は予定より大幅に遅くなったが、隣の列に座った友だちと「Sexual Minority(性的少数者)」について話しているとあっという間についた。実際、身近にそういった…

ブログとは読んでいる誰かをまったく意識せずに「ひとりごと」であれるのか

前回書いたもので「沢木耕太郎の本を読みなさい」と言われた件について触れた。 日常の切り取りからひとりごとに移り変わっていくのでご勘弁を。 そこに入って目の前に、新着図書の書架が立てつけられていた。そして一冊に目が留まった。『術』と謳うだけあ…

調子▲

なんだかんだで淋しい夜。暑くてとても寝られない。夜風はからだに良くないと言われて育ちました。すこしは開けてもいいでしょうか。この頃ずっといた相手方は調子がなかなかよくなく、またあしたは早朝からのバイトなのできょうは別々です。なんだかんだで…

音と陸上競技とをすこしからめてみた。-ファンまではいかなくても興味を持ってもらいたい-

せいかつの音 引用させていただきます。 kanesyou.hateblo.jp 生活の音、っていいですよね。 岸先生の『断片的なものの社会学』に掲載されてる、とある夫婦が生活音を録音して温泉旅行に行くシーン。その結末と言えるような言えないような、完結しない架空の…

言うならありがとう、で。

「失くしてみてはじめて大切だと気づいたよ。」というようなフレーズを一度は聴いたことがある。わたしの日常にもよくある。 自転車のカギ、色ペンのキャップ、本に挟む栞。 いやいや、それも大事だけど。 わたしは18年間、とりたてて親のたいせつさを気に…

おとなっていいなあ

開店の18時からお客さんが結構はいっていて予約もいっぱいだった。19時過ぎに入ってきた男女はカップルだと思われる。男性の方はすこし渋くて、誰かに似ているなと思ったら、大友康平だった。渋い、カッコいい、イカしてる。それから料理やワインを運ぶ…

やりきれ!

中学の時、私立受験を許されなかったわたしは、技術科の授業で使う教室にひとりぽつんと座っていたことがある。公立しか受けてはいけない。受けるなら受かるところにと思ったわたしは焦り、必死に、必死に勉強をした。 当時、受験に失敗し路頭を迷う生活をた…

しゃしんたち

不意におとずれてみた連合いさんの生まれ故郷。そして、家。なんて、のどかなんだ。玄関をくぐった瞬間に香ったのは、300キロメートルほど離れた、わたしの祖父母の家屋の匂いだった。連合いさんのお母さんは元気だった。わたしたちが同じTシャツを着て…

ものごとは損得じゃない。よね?

就活、つかれた どうも。 堅苦しいことばに疲れたので、砕けた口語でいきます。 さて、突然ですが。 チョコレートは好きなのに、チョコレートを食べた後に手についた匂いはどうしても許せません。わかる人いますか? これって、納豆においても同じ?食べてい…

まちの音を聴く

なんでこんなことを書くのか自分でもわからないけど、「それがどうした」ってことがたまらなくおもしろい。 時折、イヤホンをつけてまちを歩くのが惜しくなる時がある。 信号機のぴーぴー音。すれちがうひとの会話。雨、風のざわめき。鳥たちのなきごえ。た…

ゼロになるのはこわいことではない

荏原町と聞いて思い浮かぶのは、私の親戚にあたる女性(たち)が経営している「うまい」居酒屋だ。その店は、女性4人で切り盛りしていて、とても身内的な雰囲気を持っている。ちなみに荏原と書いて「エバラ」と読む。「エ バ ラ焼き肉のたれ!」も想起させるが…