何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

7月8日(月)

 

昨日の午後、雨だったので洗濯物を干しながら「ボクらの時代」を録画で見た。

「小説家の父を持つ」というのがテーマ。阿川佐和子、遠藤龍之介、檀ふみの3人*1がゲストで出演。ともに慶應義塾大学出身。遠藤龍之介氏は今年6月にフジテレビ社長に就任したばかり。最近よく見ているのですが今回は特によかった回でした。

個人的に面白かったこと

フジテレビ社長・遠藤氏が小学生の時に読書感想文を書いていた時のこと。頭を悩ませながら「汗がダラダラ…」「日差しがジリジリと…」など、書いていると父の怖い顔がすぐ背後にあった。「おまえ、夏の暑さを表現するのに汗がダラダラと書いてどうするんだ。『日陰の涼しさ』を書けば伝わるだろう」と言われたという。純粋にいち視聴者として、このちょっとした理不尽なエピソードに笑いながら、半面では真剣になるほどと思った。この遠藤氏は「そんなこと言われても、まだ小学3年生なのに」と述懐しており、特に印象に残っているという。父にちなんだ思い出で、この話題を持ち出すこの遠藤氏にも好感がもてた。

確かに報告では、感情を抜いて事実のみを書けば良いが、表現では物足りない。とても端的かつ示唆に富んだエピソードだと思いましたが、いかがですか?

 

番組終盤に「檀ふみをフった男」というテロップが出て、檀ふみと遠藤氏は恋仲になるかどうかの関係だったらしいが「年増だからフラれたのよ」と、檀さんがふざけて話すのも個人的には印象的だった

 

f:id:masa1751:20190708215921j:image

*1:上から順に、「春の海」で知られる阿川弘之、代表作は「沈黙」遠藤周作、「最後の無頼派」と言われた檀一雄という「文壇」世代