何を書くか、何を書かないか。

70パーセントはフィクションだと思ってください。

「イージー・ラヴァー」

さて、今日は好きなことを書くぞ!

 

 

 

70s〜80s

 「イージー・ラヴァー」がリリースされたのは1984年。私の生まれる10年も前だった。この時代、私の母親はバリバリに働く20代だった。私は幼い頃、車や家で聴かされた歌のほとんどは80年前後のものだった。あまり面白くなかったが、聞いているとなれるものでこうして今爆弾が爆発したわけだけど、母親はしめしめと思っているだろう。

 私にとって80年代前後は特殊な雰囲気をもった年代だ。曲を聴いていると、その時代を生きてないのに、まるでその時代の雰囲気を追体験しているような感覚におちいる。本当におかしい。とてもおかしい。この時代のソウルやファンクやロック、ブルース、ディスコなどのブラックミュージックは他のものと何かが違う。明確に区別できたりしないけど何かが違うのである。

 

 

 

 

とにかく見て、聴いてほしいと思う一曲


Philip Bailey, Phil Collins - Easy Lover

 

 

 私はフィリップ・ベイリーフィル・コリンズがデュエットした「イージー・ラヴァー」が好きだ。

(これから、横文字ばかりで鬱陶しさも増すけれどこれだけは避けられないので許してほしい。)

 動画はメイキングを含んだミュージック・ヴィデオになっている。(私は知らなかったけど)著名な二人がコラボするだけあって、綿密な打ちあわせや衣装の選択、振りつけのトレーニングなど様々なやりとりが見られる。とにかく楽しそう!何か一つ感想を言えるなら(歌が良いというのはもちろんだけど)ふたりが楽しそうにやっているということを動画を通じて私は知れて一人で楽しくなっているよ、ということだ。

リリースされた1984年からはもう33年も経っているというのにだよ?

 

 

母と私

 母の影響で、私は小さい頃から洋楽を聴かされてきた。とはいえ無理やり耳をスピーカーに押し付けられるようにして、聴かされてきたわけではない。大抵そういう場合は、母と一緒にいてその場で流れている音楽を聴いているということだ。

 しかしそこには、無理やりではなくとも、魅力を押し付けられるという形で「あたしがこれこれをいついつ聴いていたか」ということを熱弁された。「ハタチの頃」が多かった気がする。そんなこともあり私は、子供のころから「自分にもそんな風に過去を懐かしめる年代が欲しい」と思うようになっていたと思う。

 母は自称、歌が上手いからよく高音も出る。だから私は幼い頃から母は歌が上手いように感じていた。じっさいに上手かったかも知れない。

 

 

 私はフィル・コリンズを知らなかった。フィリップ・ベイリーも知らないと思っていた。つい、この間までは。この間あった時母親に改めて「これがやばい」と近寄って「イージー・ラヴァー」を聴かせた。リピートして3回ほど聴かせた。「で、この黒い人誰なの?」と訊くと「それあれでしょ。アースウィンド&ファイアー(以下、EW&F)のでしょ」と言う。驚いた。私はずっとEW&Fを聴いていた。事の発端は、遡ること2009年(中学3年生)に玉木宏が主役をつとめた「ラブシャッフル」というドラマの主題歌が「宇宙のファンタジー」だったところにある。この高音をずっと聴いてきたはずなのに私は気がつかなかった。

 

とても恥ずかしくなった。

 

 ちなみに邦題の「宇宙の」というのが私は嫌いだ。「FANTASY (ファンタジー)」でいいじゃないか。「セプテンバー」は私が9月生まれだから好きだ。EW&Fをきっかけに、この年代のブラックミュージックは私にいろんなインスピレーションをもたらした。

 


Earth, Wind & Fire - Fantasy

 


Earth, Wind & Fire - In the stone, Settember, After the love has gone

 

 

接点

 古い洋楽との接点は、いくつかのテレビ番組に分散する。一つは徳光さんと中山エミリが司会をつとめる「速報!歌の大辞テン」。これは「今週のトップテン」(青)と「過去のトップテン」(赤)の二つのランキングを紹介していく番組だ。そこではよくアバ (ABBA)を見かけた覚えがある。

 もう一つは「天才てれびくん」。今はどうなっているかわからないが、私が小さい頃、ミュージックコーナーをMTKと呼んでいた。そこでカヴァーされる多くは崇高な洋楽で、ゴダイゴのメインヴォーカル タケカワユキヒデは子役たちが歌えるようにアレンジした。

そこでもアバ(ABBA)やビー・ジーズ(Bee Gees)を聴いた。バナナラマの「恋のギルティ」やマイケル・ジャクソンの「スリラー」なんかも有名だ。調べてみると1999年が一番やばい。この時期は、ウエンツ瑛士生田斗真がいたりした。ちなみに私はジャスミンが好きだった。

 


恋のギルティー

 


ママ・ミア

 

 私はテレビっ子というほどではないかもしれないが、人並みよりは見ていただろうから影響は多分に受けたろうと思う。

ここでもっとたくさん伝えたいことがあるのに、うまく書けない。感情が理性を支配していてうまく回らない。くやしい。やっぱり好きなことについてよく書けない。

 

 

【参考サイト:天才てれびくんシリーズの音楽コーナー - Wikipedia

 

 

ランダム再生でたまたま当たった曲。

ユーチューブ先輩すごい。


Bananarama - Venus (Live on TOTP August 1986)

 

 

 私が「イージー・ラヴァー」をどのようにして知ったか。

 ユーチューブのリミックスのページでいろいろな洋楽を聴いていた。一般にトラップ(TRAP)やチルアウト(Chill out)というのは、電子音楽の領域にあるものだ。いわゆるDJが編曲したりしてパーティで流すのは上のような音楽の類である。広くいうと、エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)に拾われるかもしれない。EDMは現在、経済効果がとにかくすごいらしい。

 私はこのジャンルにすごく詳しいというわけではない。卒論執筆期にダラダラ聞いていて興味を持つようになった。

 

 

 

 私はもともとPerfumeが好きで、エレクトロニカテクノポップには興味があったので、人並み以上には電子音楽系に理解があると思う。適当に聴き、ピンと何かを感じたら私はその音に向けてアイフォーンを近づけた。

シャザム(Shazam)というアプリは音楽、メロディを聴かせるとそれが何の歌なのかを教えてくれる、代物である。

 私はシャザムで「イージー・ラヴァー」を知った。私はきにいった曲の名まえがどうしても(すぐに)調べられない状況にある時、このシャザムというアプリを使うようにしている。結構頻繁に使っている。

Shazam - 音楽認識

Shazam - 音楽認識

  • Shazam Entertainment Ltd.
  • ミュージック
  • 無料

 

 

 

 それでついさっきこれを書こうとしていた時、スティーヴィー・ワンダーの曲がひとつ引っかかっていた。その時ちょうど店の有線でその曲が流れてきて、すかさずアイフォーンをかざした。その曲は「パート・タイム・ラヴァー」だった。

 涙が出るほど嬉しかった。改めていい時代だと思ったよ。

 

 


Stevie Wonder - Part Time Lover